ミャンマー事務所 2年目を迎えます
ミャンマー事務所の中原です。
新年のご挨拶としてはすでに遅すぎますが、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
昨年ミャンマー本国にて事業を開始し、あっという間に1年が経とうとしています。この間、事務所開設からスタッフ雇用、ミャンマー政府やカウンターパートとの業務調整など目まぐるしい毎日でしたが、少しずつミャンマーの人々との信頼関係が築かれ、支えてもらっていることを実感してきた時間でもありました。人と人とのつながりを大事にするミャンマーの人々だからこそ、信頼関係を築くことはシャンティがこの国で活動する上で本当に重要だと感じてきています。
昨年12月、ようやく公共図書館での児童スペースが開設し、絵本を読みたい子どもたちが通い始めてきています。予算が限られ図書館員の数も少ない中ですが、図書館活動研修会で学んだ読み聞かせの活動など、頑張って実践してくれています。「児童スペースが出来てから、これまで図書館に一度も来たことがない子どもたちが来るようになりました。この空間は子どもたちにとって魅力ある場所なのでしょうね。」と話してくれた図書館員の顔は、嬉しそうな反面、どこかまだ実感できていないような様子でした。開始したばかりの活動です。焦らずに一歩ずつ前に進めていけたらと思います。
更に、事業実施の要となるミャンマー人スタッフ育成に一層の力を入れていかなければなりません。「シャンティの活動をもっと勉強して、ミャンマーの子どもたちのために自分たちができることを精一杯やっていきたいです」と新たにシャンティファミリーの一員として加わったミャンマースタッフたちは、いつもこう話してくれています。彼らの気持ちに応えるためにも、共に学ぶ場をしっかりと作ってきたいと思います。
本年も引続きのご支援の程、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。
ミャンマー事務所
所長 中原 亜紀