ザヤトゥカ寺院小学校の竣工式を行いました
ミンガラバー。ミャンマー事務所の長沢です。本年より緊急救援室からミャンマー事務所へ異動となりまして、事業調整員として1月18日より勤務を開始いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
2015年2月4日、ミャンマー事務所として初めて日本からのご支援者様を迎えて寺院学校の竣工式を行いました。竣工式を行ったザヤトゥカ寺院小学校は、校舎の老朽化や教室不足のため授業ができなくなってしまうことが多々ありました。工事の遅れなどの問題もありましたが、校長先生をはじめとする先生方や地域の皆さんの協力もあり、無事に竣工式を迎えることができました。
生徒によるお出迎えの様子
完成した学校の前で式典を行いました。移動図書館バイクも初出動です。
式は寺院学校委員会のミャンマー人僧侶からの読経から始まり、日本人僧侶の皆さまによる般若心経の読経、バゴー地域、ピー県それぞれの寺院学校委員会委員長、学校長、シャンティアジア地域ディレクター八木沢、ご支援者を代表して天峰建設の澤元様よりご挨拶をいただきました。
寺院学校委員会の僧侶の皆さま、一番右側は本校の校長
そして大変ありがたいことに、ご支援者の皆さまから文房具と歯ブラシを贈呈いただきました。子どもたちはみんなもらった文房具と歯ブラシに大喜びです。生徒代表の男の子からお礼のスピーチがあり、子どもたちからの踊りが披露されました。式典の随分前から練習しているのを見てきましたが、いざ本番となると少し緊張していましたが、お化粧をしてドレスアップした子どもたちの踊りはこの日一番の盛り上がりだったのではと思います。
式典後、ミャンマー事務所の図書活動の紹介に入りました。図書館事業担当スタッフのネインがまずはアイスブレーキング、ザヤが絵本を使った読み聞かせをしました。読み聞かせでは、子どもたちが食い入るように絵本を見て、次のページがめくられるのをワクワクしながら待っている姿が印象的でした。そして最後にスタッフのギターに合せて「おそうじ」の歌を歌いました。この歌は、「新しい校舎をきれいに使っていきましょう」という内容で、子どもたちが校舎を大切に使ってくれるよう思いを込めた歌です。
スタッフのザヤによる読み聞かせ
今回参加した子どもたちは約100人。スタッフのザヤは「普段は20~30人くらいの子どもたちにやっているので、お客さんもいる中で大勢の子どもたちに読み聞かせをやるのは緊張する」と前日こっそり話してくれましたが、練習の成果もあり、見事にやり遂げました。
移動図書館バイクには大人も子どもも釘づけ
そして完成したばかりの移動図書館バイクが披露され、子どもたちは好きな本を選び、新しい教室でそれぞれ絵本を楽しみました。
最後はお寺が用意してくれたミャンマー料理を食べ、完成した校舎の前で記念撮影をしてご支援者様をお見送りしました。
今日から早速新しい校舎での授業が始まりました。日本からの絵本ももうすぐ届き、これから図書コーナーも充実していきます。ご支援者様代表 天峰建設の澤元様のスピーチにもありましたが「この新しい学校で勉強して、将来ミャンマーやこの地域のためになる人になって欲しい」と願います。
ミャンマー事務所 長沢有華