手作りの移動図書館バイク
ミンガラーバー!
ミャンマー事務所の長沢です。
ここ数週間ミャンマー事務所の敷地内は少々混雑しています。なぜかというと・・・6台の移動図書館バイクでひしめき合っているからです。完成にいたるまで、なかなかの険しい道のりでした。今回はイラストシール貼りの作業の一部をご紹介いたします。
シール貼りの前にバイクを移動させているところ(運転手:トータ、誘導:ザヤ)
シールを貼っているところ(右:コウー、左:ネイン)
シール貼りのプロの方がなぜか夕方からしかいつも来てくれないこともあり、この日の作業は18時スタート。18時を過ぎると急激に暗くなることから、懐中電灯や事務所の中の光を頼りに貼る作業を進めました。写真に写っている女性スタッフのネインは、試作品を含めて何十枚とシール貼りを行ってきたため、すでに腕はプロ並み。
こちらは背景が白の移動図書館バイク
図書館スタッフではないコウーですが、手先が器用なこともあり、この日は特に大活躍でした。
うって変って図書館スタッフのトータはどうも細かい作業が苦手なようで・・・最終的にはネインと私から「シールに触っちゃダメ」とまで言われ、みんなの作業を見守ってくれました(笑)
完成して図書館へ配送待ちの移動図書館バイク
こちらのイラスト、じつはミャンマー(ビルマ)難民事業事務所からいただきました。昨年の事務所開設以降、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所とは、研修用の絵本の手配、絵本の購入など、何かと連携を取っているミャンマー事務所。この度、どうしてもこの面の良いイラストが見つからず困っていたところ、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所が以前使用したイラストを提供してくれました。国境を越えて来てくれたイラストは移動図書館バイクにもぴったりです。
シールのデザインを考えるところから始まり、業者とイラストの細かい調整をし、試作品を何度となく試し、いざ貼ってみたら「Library」が「Libary」になっていて再発注と貼り直しをしたり、通りがかりのスタッフの知り合いに手伝ってもらったら失敗されたりと、毎日のようにハプニング続きでしたがようやく完成いたしました。完成品が各図書館へ届けられるのを見るのは、大事に育てた我が子が巣立っていくような気持ちです。
移動図書館バイクの活動風景は、またご紹介させていただきます。
ミャンマー事務所 長沢有華