【準備編】水かけ祭り(ティンジャン)が始まります!
ミンガラーバー
(ビルマ語のおはよう、こんにちわ、こんばんわは全部これでOKです)
ミャンマーピー事務所インターンの黒田です。
今回はミャンマーの水かけ祭りについて皆さんにお伝えいたします。
といっても水かけ祭りそのものは4月13日から始まりますので、今回は「準備編」です。
次回以降に水かけ祭り中に起こったイベントについてお伝えしますね。
そもそもティンジャンとは
ティンジャン(もしくはダジャン)は、タイトル通り「水かけ祭り」のことです。
タイのソンクランが水かけ祭りとして有名かもしれませんが、実はミャンマーにもあるんですよ!
ミャンマーの暦では、
4月17日から新年ですのでその前に数日間水をかけあって前年の厄を流してしまおう
という目的があります。
ちなみに今年は4月13日から17日まで開催されます。
この期間中、水をかけるために特設ステージが建設され、その上から通行人に向かってバンバン水をかけるらしいです。
ただ、バケツや水鉄砲などではなく消防ホースを使って大量の水をかけてくると聞いたときには耳を疑いました(笑)
こちらが特設ステージの建設風景を撮った写真です。
着々と水をかける準備が進んでいますね。
ただ、この写真のステージはとても小さい部類に入ります。
こちらの写真のステージは、全体を写真に収めるためにかなり引いて撮りました。
すごい大きさですよね。
この辺りをティンジャン開催中に通ったらきっとひとたまりもないです。
ちょっと補足
今年のティンジャンにはこれまでとは違うことが一つあります。
それは、祝日数です。
2017年まではティンジャン前後で計10日間の休みがありました。
しかし、今年からは5日間に短縮されています。
減らされた祝日は他の月に割り振られたため、年間トータルでは変わりませんが一部のミャンマー人にとってはとても大きな問題が起きてしまいました。
それは、「実家に帰れない問題」です。
ミャンマーの国土は日本の2倍です。
なおかつ、道路状況は悪く、新幹線なんてありません。
例えば、
ヤンゴンで働いているシャン民族やカレン民族の方たちが実家に帰ろうとすると片道移動だけで1日以上かかります。
つまり、往復で2~3日間が移動のためだけに使われることになります。
これでは5日間では足りません。
有休をとれる方はいいですけど、そうではない方は実家でゆっくりできなくなってしまいました。。。
ちなみに祝日数の短縮理由は、「10日間の連続休暇による経済停滞を回避する」ということのようです。
民主化の影響は思わぬところにでも出てきているんですね。
今回はこのあたりで失礼いたします。
では、また次回「本番編」でお会いしましょう。
ミャンマーピー事務所インターン 黒田