【本番編】ティンジャン(水かけ祭り)の様子!
ミンガラーバー
ミャンマーピー事務所インターンの黒田です。
前回(ティンジャン準備編)から約一ヵ月経ってしまいましたが、
今回はティンジャン開催中の様子を紹介いたします。
前回の記事をご覧になっていない方はこちらからご確認ください。
ティンジャン本番の様子
まずピーに住むミャンマー人はほぼ全員がバイクもしくはトラックの荷台に乗ります。
私も知り合いのトラックに載せてもらいました。
そしてそのまま街中を一日中ぐるぐる周ってひたすら水をかけてもらい、またこちらからもかけます。
特にステージ上および前にいる人々の盛り上がりは一段とすごいです。
爆音を流しながら踊り狂い、消防ホースで水をかけてきます。
街中の至る所にバケツやホースをもった人たちが待ち構えているので濡れないように出歩くことは不可能です。
濡れたくない人は外出するなということですね。
ティンジャンあるある
その1 大渋滞
さきほどご紹介したように多くの人がトラックやバイクに乗って街中を回るので街中の至る所で大渋滞が発生してしまいます。
特にステージ周辺は車の進みが遅くなるので渋滞しがちです。
ピーの街中にこんなにたくさんのトラックとバイクがあったことに驚きました。
上記写真の奥にステージがあるんですが、全然辿り着きませんでした。
普段なら2-3分のところ、ティンジャン期間中は30分以上かかります。
その2 氷水
8割方のミャンマー人は普通の水をかけてきますが、残りの2割はキンキンに冷えた氷水をかけてきます。
実は氷水をつくるための巨大氷が売ってるんです。
この大きさで2000チャットくらいだったと思います。
私たちのグループも上記写真の氷を買って、氷水をかけて周りました。
ミャンマー人は水をかけられることに慣れているので普通の水をかけてもあまり反応してくれません。
でも氷水をかけるといい反応が返ってきますよ(笑)
その3 高圧洗浄機
バケツで水をかけてくる人が大半ですが、中には高圧洗浄機のようなものを使って水をかけてくる人もいます。
みなさんも想像できると思いますが、これはかなり痛いです。
しかし基本的に足にしかかけてこないので長ズボンを履いていればそこまで痛くないはずです。
私はひざ丈の水着を着て参加していたので素足にかけられてめちゃくちゃ痛い思いをしました。
ティンジャンに参加するつもりの方はぜひ長ズボン(ジーパンなど)を履いてください!
水をかけてはいけない人
通りかかる人に無作為に水をかけているように見えますが、実はミャンマー人は水をかける相手を選んでいます。
正確に言うと
水をかけてはいけない人を避けて、それ以外の全員に水をかけています。
その相手とは
「僧侶」「尼僧」「宗教服を着た女性」・・・宗教関係者
「郵便配達員」・・・郵便が濡れてしまうので
「高齢者」・・・健康に配慮して
しかし、基本的に観光客はこの基準に当てはまりませんのでバンバン水をかけてくれます。
ミャンマーに来たけど水をかけてもらえなかったなんてことは起こりませんので安心してください!
ダンスコンテスト
ティンジャン期間中の夜にはダンスコンテストも開かれています。
準備編で紹介した大きなステージはダンスコンテスト用のメインステージでした。
だからひときわ大きかったんですね。
さてダンスコンテストの参加者の年齢幅はとても広く
下は幼稚園児、上は60歳以上のシニア世代です。
詳しいことは分かりませんでしたが、私が見ていた限りでは年齢・男女・個人・団体の区分けはないようで、それぞれの参加者が自由にパフォーマンスを行っていました。
ダンスコンテストなのに踊らないで歌うだけの人もいたのにはびっくりしてしまいましたが(笑)。
一体どうやって審査しているんでしょうか?
目を疑う光景
最後にティンジャン期間中にしか見ることのできない驚きの光景についてご紹介いたします。
それが、こちらの写真です。
車体に変な模様が描かれていますよね。
実はこれ、、、洗剤です!
ティンジャン期間中は車にも容赦なく水をかけてきます。
そこであらかじめ洗剤を塗っておいて、自動的に洗車してしまうつもりなんです(笑)
日本では絶対に見られない衝撃的な光景ですよね。
終わりに
いかがでしたか?
ティンジャンの様子が十分に伝わったでしょうか?
タイの水かけ祭り(ソンクラン)が有名だと思いますが、ミャンマーにもこんなに盛り上がる水かけ祭り(ティンジャン)があるんです。
来年の4月はぜひミャンマーに来て、ミャンマーの水かけ祭りを体験してみてください。
ミャンマーピー事務所インターン 黒田