2015.09.13
海外での活動

【ネパール地震】新しい校舎で楽しく学べるように

ネパール
活動風景
震災

ナマステ!(ネパールの言葉で「こんにちは」)

緊急救援室の木村です。

台風18号による大雨の被害にあわれた地域のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。

同じく地震で大きな被害を受けたネパールでは、日常を取り戻すための支援活動が続いています。シャンティが支援を行っているヌワコット郡でも、仮設校舎の建設が進んでおり、完成した学校から随時、子どもたちに学用品やサッカーボールなどの遊具、絵本の配布を行っています。

先日、現地での配布にたちあった八木澤(アジア地域ディレクター)からの報告をお届けします。

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現在、建設されたヌアコット郡の仮設校舎に、文具や遊具を詰めたスクールキットと絵本のブックバックの配布が実施されています。

ヌアコット郡の仮設校舎

ネパール、ヌワコット郡の仮設学校建設。どこでも村人から大歓迎と感謝の言葉。皆さんの善意が届いています。地震で両親を失った子どもたち。教師と村の家が全て倒壊した中での学校の再建。村の学校の再建は、村の再建。山の村へ2時間の上り道。雨季の雨の洗礼。蒸し暑さと経験。30キロの本箱と文具セットを運ぶのに苦労。

過酷な山歩き

30キロの本箱と文具セットを運ぶ
頭と心と足がバラバラになりそう。途中、蒸し暑さでめまい。そのまま倒れるかと思った程。資材を運んでの建設は、言葉になりません。まだ、歩いて2時間の山はいいほうです。

濁流の川のつり橋

濁流の川のつり橋は結構怖かったです。ネパールのカトマンズの北4時間のヌワコット郡の仮設小学校のモニタリングです。雨季の泥道に車が相次いではまり、その度にブルトザーやパワーシャベルを呼んで他の車を移動して無事に宿舎へ戻りました。雨季の泥道とがけ崩れと道路崩れに泣かされた一日でした。

配布された絵本に喜ぶ子どもたち

子どもたちとの記念撮影

子どもたちは、配布された絵本に大喜び!
ようやく学校に戻ってきた子どもたちにとって、楽しい学び場になりますように。

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本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
担当:緊急救援室 木村・笠井

※尚、仮設教室建設・トイレ建設の事業の一部はジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成金を受けて実施しています。