2019.05.13
海外での活動

現地スタッフの教育への思い

ネパール

こんにちは。事業サポート課の菊池です。

ゴールデンウィークが明けて、東京事務所がまた賑やかになりました。

日本の長い連休中も、海外事務所が休みではなかったため、事業サポート課では、課員が当番制で出勤し、海外事務所との連絡の窓口を作りました。元号は変わりましたが、事業サポート課は、これまで同様、継続して海外事務所を支えていきたいと思います!

さて、私が事業サポート課の課員になってから半年が過ぎました。この間、新しい学びが様々ありましたが、その中でも大きかったのは、各国の現地スタッフを知るようになり、彼らの熱意に非常に感銘を受けたことです。

来日したアフガニスタン事務所の現地スタッフと直接話したり、事業を担当するネパール事務所の現地スタッフとメールやスカイプを通して連絡したり、3月の総会に向けて、各国現地スタッフからご支援者への手紙を読んだりして、改めて、現地スタッフが強い思いを持って、各国の教育支援事業に関わっていることが分かり、彼らを支え、一緒に頑張っていきたいという思いが強くなりました。

私が担当しているネパール事業では、ビノッドというプロジェクトマネージャーがいます。昨年、ネパールを訪問した際に、彼が非常に熱心に日々の業務に取り組み、東京から来た職員にも非常に丁寧に現在の活動を説明してくれて、私自身たくさんの学びを得ると同時に、彼の姿勢にとても心を打たれました。彼自身も少数民族の出身で、少数民族が多く暮らす地域での教育支援、防災支援に強い関心を持っています。彼から日本のご支援者への手紙の中で、教育への思いをつづった箇所があるので、紹介します。

<以下、ビノッドからの手紙(一部抜粋)>

私は、様々な問題を解決する核となるのが、教育だと強く信じています。貧困や環境問題、戦争、犯罪、健康問題、差別などのこの世に存在する問題のほとんどは、教育(知識)の欠如によるものだと考えています。ですから、教育分野で活動することは、他の様々な問題の解決に取り組むことなのです。他の言い方をすれば、何かの問題を解決しようと思うのであれば、それらの問題の根源となる教育に関わる必要があるのです。若い世代の人々に教育の機会をあたら得ることは非常に大切です。そして、学校は、それができる場所なのです。そして、私は、教育が、社会にあらゆるポジティブな変化をもたらすと信じています。教育分野で働くことは、単なる仕事ではなく、もっと尊いものなのです。

学校委員会と打ち合わせするネパール事務所職員。右側中央がビノッド
(学校委員会と打ち合わせするネパール事務所職員。右側中央がビノッド)

こうした思いを持って、現場の事業に取り組んでいる現地スタッフとも、これからもよい関係を築き、東京から彼らをサポートできるように尽力したいと思います。

さて、そんな各国の現地スタッフが6月に来日します。6月8日には、1日限定の「アジアフェスティバル」が開催され、現地スタッフの話を直接聞ける機会がありますので、ぜひ皆さまにもお越しいただけますと幸いです。ネパール事務所からは、上で紹介したビノッドが参加します。

事業サポート課 菊池