TYVが届ける笑顔の週末
皆様はどんな週末を過ごされるのでしょうか?
海や山、娯楽施設などどこかに出かけてますか?それとも、暑くかったり、雨だったりで、外に出ないで家で過ごしますか?
外出する予定方も、家で過ごすつもりの方も、一度海の向こうないし空ないし家の天井(の先にある空)を見上げてみませんか?海や空でつながれた先にある、難民キャンプの週末が感じられるかもしれません。
図書館の週末はどのような感じなのでしょう?今回は図書館の週末について紹介いたします。
私たちには、図書館活動を支える頼もしい仲間がいます。TYV (図書館青年ボランティア)です。学校に通う生徒を中心に各難民キャンプに構成されたTYVは、ゲームや読み聞かせ、塗り絵のサポート、人形劇、学校への出張の読み聞かせなど、様々な図書館活動を実施しています。
今年からは、資金や時間を使ってイベントやトレーニングを開催するなど去年までのサポートはできなくなってしまいましたが、TYVは、自主的にできる限りの活動を続けています。シャンティも密に連絡を取りながら、アドバイスや指導をする形でサポートを継続しています。
そして、最近、TYVの活動が活発化しました。彼らは、キャンプに滞在できる時間が決まっている私たちに実施した活動を報告してくれています。
TYVには、将来も、今やっている活動のような人の役に立つ仕事をしたいと語る方々が沢山います。そして、図書館で整理整頓などの作業をするときはいつでも、率先して手伝ってくださいます。写真にあふれる沢山の幸せが、そのような意志や人柄によって生み出されていることを納得させてくれます。
週末、気が向いたら空や海を見上げ、耳を傾けてみてください。TYVが届ける笑顔と笑い声が伝わってくる気がして、あなたも幸せな気分になっているのではないでしょうか?
国境支援事業事務所インターン 佐藤