2024.02.28
緊急人道支援

PCの向こう側で奮闘される方へ

活動風景
避難民

シャンティは、2023年8月からポルタヴァ市とザポリージャ市で、パスタ・豆・食用油等の食糧のほか、大人用・子ども用おむつ、衛生用品等の生活必需品の配布を行っています。また避難施設で、就職して生活を再建していくための知識・技術の習得や、ストレスマネジメントに役立つ講座を開催しています。

事業の内容に関しては、ぜひこちらをご覧ください ⇒ ウクライナ:生活再建の第一歩


 

今回は、事業の裏側である、事業調整の模様を簡単にお送りします。事業調整というと、事業地に近い事務所での膝を突き合わせた情報と意識を共有する場面が想像されるかもしれません。

トルコでの事業調整に参加した様子

ただしシャンティは、ウクライナ国内に職員を現在のところ派遣しておりません。そのため事業調整となると、PCとのにらめっこが多くなってしまいます。直接目で見ることができないために、事業が人びとにどのように認識されているか、どのようなポジティブ/ネガティブのインパクトをもたらしているか、具体的に把握することが難しいと、常々実感しています。

現場で事業を実施してくれている、国内の成人学習センター(Adult Education Center:AEC)2施設の担当者の方と、直接オンラインで話す機会を意識的に設定させていただいています。

先日、事業開始から半年のタイミングで、オンライン会議を開催しました。当初の計画時で想定していたよりも、物資購入費を安く抑えたために浮いたお金を、どのように使えばよいか。事業成果を測定するモニタリングを、いかに現場の負担を減らしながら遠隔で実施できるか、担当者間で協議しました。

ザポリージャ市で活動する「AEC First」とのミーティング模様

私が頻繁に連絡しているのは、左下のテチアーナさんです。AEC Firstの代表として、活動全般や周辺状況に視野に入れながら、常に冷静かつ迅速な決定をしている様子が印象的です。ウクライナ語でスマイルは?と尋ねたら、ノスミシュカだと教えてくれました。覚えたてのノスミシュカを使って、ぎこちなく笑っている右上が、私、夫津木です。

ポルタヴァ市で活動する「AEC Poltava」とのミーティング模様

AEC Poltavaで私が頻繁に連絡するのは、右上のオルガさんです。プロジェクトマネージャーとして、物資配布や講座の現場にできる限り顔を出して、よりよい事業運営を指揮していただいています。

ミーティングの間は、終始和やかな雰囲気で話が進みました。ですが、停電があった、携帯電話が止まった、爆撃の音が聞こえたという話を聞くたびに、現場の緊迫さや、自身と現場との物理的な距離を感じざるを得ません。その状況下で、被災者の一人でありながら、他の方々に物資を届け、また彼らの次に繋げる成人講座を運営する方々には、敬意の念が堪えません。

実際に物資を受け取った方、講座を受講した方の声は、AECのフェイスブックページに掲載されています。

AEC Poltava https://www.facebook.com/groups/676004154124257/

AEC First   https://www.facebook.com/pershyi

海外緊急人道支援課
夫津木