2022.09.01
開催終了

【9/30オンライン開催】2022年国際識字デーイベント~すべての人に学びの場を

国際協力の現場から

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毎年9月8日は、国際識字デーです。今年、シャンティ国際ボランティア会は、「すべての人に学びの場を」をテーマに、識字の問題に取り組む、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)と共催でオンラインイベントを開催いたします。

世界の成人で読み書きができない人は、7億7300万人。世界の成人の7人のうち1人は、教育の機会を奪われてきたために読み書きや計算ができません。
日本国内においても、さまざまな理由で義務教育を十分に受けられなかった人たちが識字に困難を抱えています。

長引くコロナ禍、紛争や貧困により、厳しい環境の中で学びを必要としている人たちの学ぶ場が奪われています。

夜間中学校教師を経て現在は中・高齢者の学習の場を運営されている黒川優子先生と、6月にモロッコで開催された国際成人教育会議に日本から参加した、シャンティ国際ボランティア会 教育事業アドバイザーの三宅隆史氏をお招きして、国内、海外の成人識字の課題や取り組みについてお話しいただき、国内、海外の事例をもとに、どのような状況下でも学ぶ場を絶やさないために何ができるか皆さんと考えていきたいと思います。

イベント概要

日時 2022年9月30日(金)18:30~20:00
(オンライン受付開始18:00)
参加費 無料

※寄付チケットによるご寄付も歓迎しています。
※チケットサイト「Peatix」から、クレジットカードやコンビニ/ATM支払いで事前にお支払いをお願いします。

定員 450人(先着順)
締切 9月29日(木)12:30
配信 オンライン配信(Zoom)
申込者には、29日(木)16:00~17:00頃に、メールでZoomミーティングのURLとID・パスワードをお送りします。(※メールが届かない場合、迷惑メールフォルダに振り分けられていないかご確認ください。)
共催 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)

オンラインイベントへのお申込みはコチラから

チケットサイト「Peatix」からお申込みください。
イベント申込と同時に、主催3団体(日本ユネスコ協会連盟、シャンティ国際ボランティア会、ユネスコ・アジア文化センター)の識字教育活動へご寄付いただける「寄付チケット」もご選択いただけます。

登壇者

・三宅 隆史/みやけ たかふみ(シャンティ国際ボランティア会 教育事業アドバイザー)
1994 年シャンティに入職、海外事業課長、ミャンマー(ビルマ)難民支援事業事務所、企画調査室長、事務局次長、アフガニスタン事務所長、タイ事務所アドバイザーなどを経て、2017年よりネパール事務所長。教育協力NGO ネットワーク(JNNE)事務局長。教育学博士(上智大学)。2022年3月にネパールから帰国し、4月より現職。

・黒川優子(元大阪夜間中学教員・基礎教育保障学会会員)
東大阪市の中学校教員として37年勤務。「識字教室」にも関わり、絵本『しきじのみっちゃん』発刊にも携わる。夜間中学校には8年間勤務。多様な年代・民族の人たちと学習する。「国連識字の10年」の延長を訴えた「2012年夜間中学生のユネスコへの代表派遣」にも関わる。
現在、大阪市西成区で中・高齢者の学習の場を運営。映画『こんばんはⅡ』等を通じ、夜間中学の拡充のために活動している。

・ファシリテーター:大安喜一/おおやす きいち(公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター 教育協力部長)
1992年からユネスコ・バンコク事務所で初等教育・識字教育担当官、2008年からユネスコ・ダッカ事務所で教育担当官、2016年7月より岡山大学グローバル・パートナーズ教授を務め、2018年7月より現職。東京医療保健大学特任教授。博士(人間科学)。

当日プログラム

・海外の識字、国際成人教育会議の報告
講演者:三宅 隆史氏

・国内の識字の状況について
講演者:黒川優子氏

・登壇者によるトークセッション
ファシリテーター:大安喜一氏(ACCU教育協力部部長)

 

イベントに関するお問合せ先

シャンティ国際ボランティア会 広報・リレーションズ課
メール:pr@sva.or.jp
TEL:03-6457-4585

 

「国際識字デー」とは

1965年9月8日からイランで開催された「世界教育相会議(テヘラン会議)」において、当時のパーレビー国王が各国の軍事費1日分を識字基金に拠出することを提案したのがきっかけで、アメリカのジョンソン大統領が米国議会に9月8日を「国際識字デー」に制定するように呼びかけ、UNESCOが制定しました。

UNESCOは毎年テーマを設定し、9月8日にさまざまなキャンペーンを実施しています。また、識字の重要性を国際社会に呼びかけるためのイベントが世界各地で行われています。

**2022年の国際識字デーのテーマ**
Transforming Literacy Learning Spaces(識字学習環境の変革)」
パンデミックの影響により、2400万人近くの学習者がフォーマル教育に復帰することができない可能性があります。誰一人取り残されないためには、統合的なアプローチを通して既存の学習空間を強化・改善させ、変革し、生涯学習の観点から識字学習を可能にする必要があります。
(「https://www.unesco.org/en/days/literacy」より抜粋)