講演会「慈悲の心を未来につなぐ 二つの道が一つの道に」
私たちが生きる現代は、思いもかけない事態が相次ぐ「まさかの時代」。誰もが孤独になっているのではないかともいわれます。人間性を失わないための拠り所を文化の中に探さなければなりません。
そこで、今回は、尼僧法団の笹川理事長をお迎えし、尼僧法団のこれまでについてお話しいただき、両団体の共通点である「難民支援」や「文化支援」について、当会専門アドバイザー大菅俊幸氏と語り合っていただきます。現代において、文化を大切にする支援活動がいかに重要であるのか、少しでも今後の展望を描ければと考えます。
プログラム
第1部 基調講演「尼僧法団が歩んできた道」
笹川 悦導 師(全日本仏教尼僧法団 理事長)
第2部 対談「難民支援、文化支援とウェルビーイング」
笹川 悦導 師(全日本仏教尼僧法団 理事長)
大菅 俊幸 氏(シャンティ国際ボランティア会 専門アドバイザー)
「シャンティの難民支援、現状報告」
中原 亜紀(ミャンマー事務所所長)
イベント概要
日時 | 2023年3月28日(火) 16:30~18:00 |
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参加費 | 無料 |
申込締め切り | 2023年3月26日(日) |
開催形式 | オンライン配信
講演会当日までに、申込いただいた方へメールで配信参加用URLと参加方法を送りします。 |
主催 | 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 |
※ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と訳されることも多い。近年、よりよい人生を送るための新しい価値観として注目を集めるようになっており、今後大きな潮流が生まれであろうと言われる。
※講演会の前に「シャンティ国際ボランティア会 2023年度 定時社員総会」を開催いたします。
社員会員の皆さまには、2023年3月上旬に総会のご案内を郵送させていただきます。
登壇者
笹川 悦導 師
全日本仏教尼僧法団 理事長、曹洞宗観音庵住職。1975年駒沢大学大学院修士課程仏教学専攻修了。全国曹洞宗青年会理事、曹洞宗尼僧団書記、編集委員、評議員、理事などを務める。ベトナム難民の避難キャンプ地(タイ国)視察慰問団、阪神淡路大震災 炊き出し班、東日本大震災 宮城県石巻中心に慰問見舞、日台合同追悼法要などに参加。
ベルギー、フランスのカトリック女子修道院にて「東西霊性交流」として共同生活、イタリア アッシジで開催された「世界宗教者平和会議」にて日本文化茶華道紹介、米国各地の禅センター、ハーバード大学はじめ禅を取り入れている大学を巡回する「アメリカ布教の旅」などにも参加。
大菅 俊幸 氏
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)専門アドバイザー、曹洞宗総合研究センター講師。1950年生まれ、宮城県石巻市出身。駒澤大学大学院修士課程仏教学専攻修了。高校教員などを経てシャンティの創立者有馬実成師に共鳴し、NGOの世界へ。仏教精神に根ざした社会貢献活動(仏教ボランティア)を探究。シャンティでは、約20年間、国内事業、広報畑で活動。著書は、有馬実成師の評伝『泥の菩薩―NGOに生きた仏教者 有馬実成』(大法輪閣)、『慈悲のかたち―仏教ボランティアの思考と創造』(佼成出版社)、『仏教の底力―現代に求められる社会的役割』(明石書店)など。