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2026.09.08
メッセージ

すべての人に、未来をひらく学びを ~9月8日国際識字デーに寄せて~|教育協力NGO団体ジョイントメッセージ

国際識字デー

2026年は、ユネスコが国際識字デーを制定して60周年を迎える節目の年です。

この60年間、世界では識字率の向上に向けた多くの努力が積み重ねられ、教育を受ける機会は着実に広がってきました。しかし今なお、紛争や貧困、災害、ジェンダー格差、言語や障害など様々な要因により、十分な学びの機会を得られない人々が世界中にいます。基礎的な文字の読み書き能力が不足している若者・成人は7億3900万人(うち女性63%)と推定されるほか(UNESCO, 2026)、紛争等の危機状況に影響を受けている子どもは2億5800万人にも及びます(ECW, 2026)。また、デジタル化やAIの進展など、社会の変化に伴い、「識字」に求められる力も広がり続けています。

識字とは、文字を読み書きする力だけではありません。必要な情報を理解し、自ら考え、他者と対話し、地域や社会の課題に向き合い、未来をともにつくるための力です。それは、一人ひとりの尊厳を守るとともに、持続可能で平和な社会を築くための基盤でもあります。

ユネスコが掲げる今年のテーマ「Literacy for people, the planet and prosperity」が示すように、人々のウェルビーイング、地球環境の保全、そして誰もが恩恵を受けられる持続可能な発展は、すべての人が学び続けられる社会の実現と深く結びついています。

私たちは、誰もが年齢や性別、国籍、置かれた状況にかかわらず、生涯にわたって学び続けられる社会の実現を目指します。そして、多様な人々や組織との連携を通じて、国内外の識字・学習機会の充実に取り組み、「誰一人取り残さない」社会の実現に貢献していきます。

国際識字デー制定60周年を迎える今年、私たちは改めて、学ぶ権利の大切さを共有し、すべての人に学びの機会が保障される未来に向けて、ともに歩んでいきます。

教育協力NGOネットワーク
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

 

「国際識字デー」とは

「国際識字デー」:1965年9月8日からイランで開催された「世界教育相会議(テヘラン会議)」において、当時のパーレビー国王が各国の軍事費1日分を識字基金に拠出することを提案したのがきっかけで、1966年の第14回ユネスコ総会において制定されました。