アフガニスタン地震 緊急人道支援を開始
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英/以下シャンティ)は、2023年10月7日にアフガニスタンで起きた地震に際し、食べ物が手に入らず、住む場所もない被災者へ、食料と生活必需品を配給します。
被害状況
7日午前11時頃、アフガニスタン西部に位置するヘラート県のジンダジャン地区を震源とし、マグニチュード6.3の地震が発生しました。震源に近かった地域では、これまでに1,300人以上が死亡し、およそ1,700人以上が負傷しています。また、11カ所の村では家屋が全壊し、500人以上の行方不明者が出ています。被災した世帯は約3,000世帯、18,000以上に上るとされています。また、今回の地震は日中に起きたため、地震発生時に家の中にいた女性や子どもが多く被害を受けています。国連をはじめとする国際機関や現地の支援団体が緊急支援を開始しているものの、未だ支援が届かない地域や人々が多く、人々の命を救うための食料や生活必需品の緊急の配布が求められている状況です。
シャンティは地震発生直後から、過去に事業実施をした際の関係者と連絡を取り、被害状況の把握に努め、現地からの要請に応じ対応を進めてきました。現地からの報告によると、余震の影響により更に被害は拡大しています。
ヘラート県における地震の被災者への食料・生活必需品配布の要請
今回の地震により被災した550世帯、3,850人(1世帯の平均数を7人として計算)に緊急の食料と生活必需品を配布します。支援の対象とする世帯は、子どもや高齢者など、災害の影響を最も受けるとされる人が多い世帯や女性が世帯主を担っている世帯です。
配布する食料は、1世帯が3か月以上暮らすのに十分な量を考慮しています。また、生活必需人に関しては、これから訪れる冬を越えるための防寒用の毛布等を含んでいます。以下、具体的な配布予定の物資です。
食料:小麦粉150kg、食用油21ℓ、砂糖14kg、塩8kg、豆類21kg
生活必需品:毛布、男性用スカーフ、女性用ショール、プラスチックシート、水汲み用バケツ、石けん、ガスコンロとボンベを含むキッチン用品
シャンティは阪神・淡路大震災以来、国内外で25年以上被災者への緊急人道支援を行ってきました。これまでにも緊急人道支援の際にはいち早く現地に入り、被害状況の把握や緊急物資の配布などを行った上で、地域性を理解して地域住人・関係機関との信頼関係や連携を活かしながら地域に根差した支援を届けています。
プレスリリースの原文はこちらからダウンロードください
アフガニスタン地震募金 受付中
以下の方法で緊急募金を受け付けています。
●郵便振込
郵便振替:00150-9-61724
加入者名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
*通信欄に「アフガン地震」とご記載ください。
*振込手数料は無料です。郵便局の窓口で手続きし、振込手数料が無料の口座であることをお申し出ください。ATMやゆうちょダイレクトからの送金は、手数料がかかりますのでご注意ください。
●クレジットカード
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