第25回 地球倫理推進賞 贈呈式の報告
第25回 地球倫理推進賞の贈呈式が2022年3月29日(火)、都市センターホール・コスモスホールで開催され、当会若林会長、山本事務局長が地球倫理推進賞、国際活動部門の賞状と副賞、並びに、文部科学大臣賞の賞状を受け取りました。
第1部の受賞式では、倫理研究所法人局法人スーパーバイザー神谷 善高様より受賞に際して下記の通りご講評を頂戴いたしました。
「シャンティを推薦した要因として、まずは創設者の高い志とエネルギーを感じられたことと、活動の目的として人間の尊厳と多様性を尊び、“共に生き、共に学ぶ”ことができる平和=シャンティな社会を実現することを目的に、人々の考える力、想像する力を支え、共に社会や生活の問題を解決していくことを目指していることです。
私なりに思うのは、ただ物資を援助するのではなく、一人ひとりに寄り添い、重質的な支援による質の高い教育文化支援活動を行っていると思います。人は子どもの時からの学びや本を通して、思慮深さや客観力を培い、冷静な判断力を養うことができると思います。それがすべてとは申しませんが、大きなものだと思います。特に後進国においてのシャンティの活動は、平和、そして持続可能な社会の構築であり、地球安泰のための地球倫理にそった団体であると判断しました。
推薦に至る選考委員の共通した評価のポイントをあげると、40年あまりにわたる長い実績、幅広い活動、着実な成果、運営等の安定度がバランスよく、かつ、内容の濃い活動として総合的に評価されました。」
第2部では、受賞団体による活動紹介が行われ、山本事務局長から当会の活動の原点や理念を共有しました。また、ミャンマー、アフガニスタンでの政変後の活動状況や人びとの声を伝えました。
「教育が貧困にあえぐ子供たちの人生を変えます。だからこそ教育を後回しにはできません」という山本の思いに、会場で参加した300名を超える方が真剣に耳を傾けくださいました。
主催:一般社団法人倫理研究所
後援:文部科学省・産経新聞社・全国民間放送ラジオ局37社