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2026.03.05
メッセージ

中東地域における軍事衝突の激化を受け、子どもたちの保護と教育環境の確保、および対話による平和的解決を求めます

メッセージ

私たちシャンティ国際ボランティア会は、2026年2月28日から開始された米国およびイスラエルによるイランへの軍事攻撃、ならびにそれに対する報復措置も含めた中東地域におけるあらゆる戦闘行為に対し、深い憂慮を表明します。

武力の連鎖は、地域住民の命を脅かすだけでなく、地球規模の環境破壊や、未来を担う子どもたちの日常を未曾有の危機に晒すものです。私たちは、犠牲になったすべての人々へ哀悼の意を表すとともに、1981年の団体設立当初から紛争の不条理を目の当たりにしてきた団体として、武力行使に関わるすべての当事者に、即時の停止を強く求めます。

軍事攻撃の即時停止と対話を
武力による解決はさらなる報復の連鎖を生むだけです。すべての当事国は直ちに戦闘を停止し、対話による平和的解決をすべきです。[AS1.1]国際社会には、基本的人権である生存権を保護するため連帯し、あらゆる枠組みを通じた対話による平和的手段による和解を促すことを求めます。

• 子どもと女性の命を守る人道支援の保障

紛争下で最も脆弱な立場に置かれる子どもや女性たちの安全を最優先に確保し、人道支援が滞りなく届く環境を保障することを強く求めます。

• 「学校保護宣言」に基づく教育施設の保護
私たちは、教育を攻撃から守る「学校保護宣言」に賛同しています。武力衝突の激化により、多くの子どもたちの学び舎が脅かされています。学校を戦場に変え、子どもたちの未来を奪う行為は、人道に対する重大な犯罪です。すべての勢力に対し、学校の軍事利用および攻撃の即時停止を求めます。

• 国際社会による連帯と被災者支援を
また、日本政府には、さらなる人的被害をもたらさないための外交努力に加え、国際人道法の下での義務を尊重し、特に女性や子どもたち、高齢者を含む弱い立場にある人々への人道的支援を求めます。

私たちはこれまでに人びとがすべてを失い、癒えることのない深い悲しみに傷つき、何年も苦しむ姿を数多く目の当たりにしてきました。武力行使は、水や衛生設備、保健施設、学校など、子どもたちにとって必要不可欠かつ重要なインフラを破壊し、人々の基本的人権である生存権すら蔑ろにしてしまいます。

平和を心から望む国内外の市民社会と連帯し、暴力に抗い、子どもたちが安心して学べる世界を取り戻すために声を上げつづけます。

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会
会長
若林 恭英