【声明文】中東地域での武力行使に加担せず、平和的解決に向け最大限努力することを求めます
武力によらない解決を願って
私たちは、米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃に伴う中東地域での武力行使の拡大に、日本が加担することに明確に反対し、いかなる形であれ軍事的関与を通じて紛争を激化させることを行わないよう、強く求めます。
シャンティ国際ボランティア会は、長年にわたり、紛争の影響下にあるさまざまな地域で人道支援活動を続けてきました。
その経験から明らかなのは、武力によって平和が実現した例はなく、戦争は必ず新たな憎しみと分断を生み、拡大・長期化していくという現実です。
失われる命と、続いていく悲しみ
戦争が長期化すれば、人々を闘いへと駆り立てるのは、大義名分ではなく、目の前で愛する家族や友人を失った深い悲しみと怒りです。その憎しみは次の憎しみを生み、この連鎖を断ち切ることは極めて困難です。
もし日本が今回の中東地域での武力行使に加担し、軍事的関与を通じて戦争の拡大に関与することになれば、その結果として生まれる憎しみと暴力の矛先は、次世代の子どもたちに向けられるます。
私たちは、そのような未来を決して容認することはできません。
現在、民間人の犠牲は深刻さを増しています。自らの安全や豊かさを守ることを理由に、爆撃などの武力によって、一瞬で誰かの暮らしや尊厳、人生そのものを奪う行為は、決して正当化されるものではありません。
対話とつながりによる平和をめざして
日本は戦争の拡大に加担しない立場を明確にし、戦争の当事者としてではなく、国連憲章ならびに国際人道法を含む国際法を尊重する立場から、関係諸国との対話と外交による平和的解決の実現に最大限の努力をすべきです。
武力ではなく、対話、仲介、人道支援を通じて、暴力の連鎖を止める役割を果たすことが、今まさに求められています。
私たちは日本政府に対し、本紛争に加担することなく、戦争を一日でも早く終結させ、平和と安定を取り戻すために、志を同じくする国々や人々と連携し、平和的解決に向けた行動を強化することを強く要請します。
子どもたちの未来のためにできること
戦争の拡大に加担しないこと。
武力ではなく、平和的解決を選び続けること。
それこそが、子どもたちの未来を守る道であると、私たちは信じています。
2026年3月18日
公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会


