2022.07.04
期間限定募金

2022年夏募金 ご協力のお願い

夏・冬募金

2022年、私たちはミャンマーで図書館や学校を建設、
机や本棚をはじめとする備品、絵本や書籍の支援などを通して、
学習環境の改善に取り組みます。

毎日、人びとの苦しみと未来への絶望を目にしてきました。
校舎と図書館を喜びと希望の場所にしたい。
どうか、ご支援をお願い申し上げます。

ご協力いただける場合は、こちらのページからお申込みいただけます。
www.sva.or.jp/summer/

今もクーデターの負の影響は続いています。
子どもたちの学びだけでなく、精神面への影響は計り知れません。
このような状況においてこそ、学びのための環境づくりが大切です。
ミャンマー事務所職員からの現地レポートをご紹介します。

軍事クーデターへの恐怖で、私たちの日常は一変しました。
至る所で破壊行為が繰り返されており、友人や家族との会話ですら、慎重にならざるを得ない状況が続いています。子どもたちの幸せを願う女性たちの声をお読みください。

 

Q. クーデターの影響で、周りの女性や子どもにどのような影響がありましたか。

12 歳の息子の親友のお母さんが亡くなってしまいました。
妊娠中だった彼女は、戦闘から避難していたジャングルで出産に臨んだのですが、
残念ながら母子ともに亡くなりました。
(トゥさん / 仮名)

 

Q. 子どもたちの学習に遅れは出ていますか。

私の姪は、2 年間学校に通っておらず、私に言いました。
“学校に戻りたいけど、そんなチャンスはありません。
人生でどんな夢を持ったら良いか、もう分かりません。”
(タンさん / 仮名)

 

インタビューを受けてくださった女性たちは、軍事政権下で暗記・暗唱中心の教育を受けた世代です。そして、女の子への教育は後回しでした。彼女たちは、子どもたちの世代が民主政権による子どもを中心とした新カリキュラムで学び、負の連鎖が断ち切られることに期待していました。それだけに、現在の状況への失望が大きいのだと感じます。

 

Q. 子どもたちは、どのようにして夢や希望を持ち続けているのですか。

(シャンティが運営する)コミュニティ図書館の存在はとても大きいです。
子どもたちは、本に載っている看護師さんや歯医者さんなどの写真を指差しながら、
“ 将来はこれになるんだ!”と言っています。
(リンさん / 仮名)

 

多くの子どもたちが学校教育を受けられずにいる状況で、コミュニティ図書館の存在は学びが完全に止まってしまうのを防ぐ効果があると確信することができました。しかし、教育の中心には学校での学びがあるべきです。校舎や学校内の図書館の建設は不可欠です。

ミャンマーのことを忘れないでください

教育を受けられていない今の子どもたちが大人になった10年後、20年後のミャンマーの姿を想像してみてください。未来のミャンマーには教師、医師、看護士など多くの人材が必要です。しかし、現在の状況が続けば、それは実現しません。数年間、教育がストップすることは、その後の数十年もの間、国の発展が妨げられることを意味します。自らも十分な教育を受けられなかったミャンマーの女性たちは、そのことを知っています。だから、子どもたちが教育を受けることを強く願っているのです。どうか、ミャンマーのことを忘れないでください。

 

コロナ禍、そして軍事政権下において、子どもたちの学習環境の改善を行うことは、大きなチャレンジです。しかし、人びとの苦しみと未来への絶望を和らげるために必要なチャレンジでもあります。

建設する校舎や図書館は、人びとの喜びと希望の場所となります。

どうか、あなたのご寄付で力を貸してください。喜びと希望の場所をつくってください。

あなたのご寄付には大きな力があります。建設費用以外にも、例えば、

 ✓5,000円で、建設した図書館に配架する絵本10冊を贈ることができます。

 ✓10,000円で、建設した図書館に設置する大型の本棚1つを贈ることができます。

 ✓30,000円で、建設した図書館で子どもたちが使う机10台を贈ることができます。

この度購入する絵本を読む子どもたちは、ミャンマーが国際的に孤立しがちな状況において、「日本の人たちが応援してくれているんだ」と感じることができます。そして絵本の世界に入り込むことは、想像力を育むための助けになるだけでなく、クーデターが心に与える負の影響を和らげることにつながります。ミャンマー人のスタッフは皆、建設した校舎や図書館に子どもたちがやってきて、本を開く瞬間を心待ちにしています。

どうか、その実現のためにご支援をいただけますと幸いです。

夏募金にご協力いただける場合は、こちらのページからお申込みいただけます。
www.sva.or.jp/summer/

ご協力のほど、よろしくお願いいたします。