2020.11.20
読み物
ネワール人のティハールの儀式に参加しました
ナマステ。ネパール事務所長の三宅隆史です。ティハールはネパールで最大の祭りの一つで、5日間、富や繁栄、収穫を祝います。夕方になると火を灯すことから、光の祭りとも呼ばれています。ティハールについて詳しくは、以前のブログをご覧ください。光の祭りと呼ばれるだけあって、多くの家が外壁に鮮やかなネオンをつけます。
カトマンズの先住民族であるネワール人にとってティハールの4日目は正月にあたる特別な日です。今年のネワール正月にあたる11月15日に、当事務所のスタッフが家に招待してくれました。
5日間毎日違う目的の儀式(プジャ)が行われますが、ネワール人にとって4日目のプジャは健康を祈願するためのマー・プジャと呼ばれます。
まず夕方になると玄関から廊下、階段、部屋までろうそくをおき、火をつけます。これは家に神様を招き入れるためだそうです。
屋上でプジャが行われました。ランゴリという模様が描かれています。お母さんがプジャを取り仕切り、家族一人ひとりの健康を祈ってくれます。
プジャが終わった後は、花火を楽しみました。近所の家からも花火や爆竹の音が聞こえました。
外部の宗教者を招いて儀礼を行うのではなく、お母さんが儀礼を行うことで、家族の絆が強くなると感じました。健康をお祈りいただき、癒されたような不思議な感覚を覚えました。
なお、オンラインイベント「国際協力の現場から」Vol.6 新型コロナウイルスが与えた影響~ネパールの子どもたちの今、を11月28日(土)に行います。コロナ禍での教育支援事業について現地スタッフとお話しします。ネパールで初めて発行された防災紙芝居の上演の様子も紹介します。ご参加いただけまますと幸いです。