バッタンバン、どんなところ?
チョムリアップスオ。皆さまこんにちは。
11月末に、首都プノンペンでの新型コロナウイルスの市中感染が確認され、拡大防止の観点から再度学校が急遽閉鎖となりました。公立学校は11月末をもって学期が終了し、再開は新学期の1月11日の見込みです。今後も対策を講じながら学びを継続していく事になりますが、新学期からまた子どもたちが学校に戻って来られることを期待しています。
さて、先日のミャンマー国境支援事業事務所の投稿を観ていて、私たちの活動拠点であるバッタンバンについてあまりご紹介したことがないな…と、ふと思いました。ということで、これから少しずつバッタンバンにも触れられればと思います。今回はまず、市街地を紹介します。
バッタンバンってどこにある?
バッタンバン州はカンボジアの西部にあります。タイとの国境を接する地域でもあり、タイと首都プノンペンをつなぐ重要な中継地点でもあります。プノンペン、アンコール遺跡で有名な観光地シェムリアップに次ぐ都市です。車でプノンペンから7時間ほど、シェムリアップから3時間半ほどのところにあります。
町を写真で紹介!
市街地はとてもコンパクトで、プノンペンの様に道路渋滞もなく、大きな建物もあまりありません。穏やかな雰囲気が心地良いです。
バッタンバンは土壌に恵まれており、カンボジアのライスボウルと称されるほど稲作が盛んな地域でもあります。そんなこともあってか、「バッタンバンは何を食べても美味しい!」と誇らしげなコメントをよく耳にします。
プノンペンから続く国道5号線にそびえたつバッタンバンの地名の由来(「棒を失くした」の意味)にもなっているター・ドンボーン・クロニョン像。バッタンバンのシンボルです。
フランス領時代の建築様式の建物も継承されています。
町の中心を流れるソンカエ川。
町の中心の市場。実は8月にこの市場の建物の中で火事がありました。一部の区域が焼けてしまいましたが幸い死傷者は出なかったそうで、活気を取り戻しています。
バッタンバンは芸術の町
また、バッタンバンは芸術の地としても有名です。(今はコロナの影響で閉鎖しているところもありますが)アートギャラリーや、アートスクールなどもあり、様々なジャンルの芸術家が多く輩出されている町でもあります。
アートスクールでは、サーカスの人材育成もしています。若い世代が頑張っています。
町の中心地には色々なところにウォールアートがあり、それを見つけるのもなかなか楽しいです。
シャンティのカンボジアスタッフも、バッタンバン出身のスタッフはもちろん地元愛にあふれていますが、他の地方出身のスタッフも、バッタンバン好きが多いです。私もこの1年であまりですっかりバッタンバンが大好きになりました。
では、続きはまた今度・・・
カンボジア事務所 石塚