2017.07.04
読み物

生活の知恵

サバイディー(ラオス語でこんにちは)!
ラオス事務所の半田です。

もう7月に入りました。
日本では梅雨が明けてしまったように猛暑の日があるようですが、
ラオスでは雨季真っ只中で毎日雨が降っているような気がします。

先週の土曜日、私はラオスの伝統・民族博物館に行ってまいりました。
ラオスは多民族国家であり、49の民族が生活しております。

この博物館では主に、アカ族・モン族・カム族・ラオタイ族に関する説明と伝統的衣装が紹介されていました。

残念ながら博物館内の写真は公開できないのですが、
モン族で用いられている柄はこのようなものです。

こちらはクラフトエイドの 「モンといっしょキーホルダー」です。

こちらはクラフトエイドの「モンといっしょキーホルダー」です。

興味ある方は、クラフトエイドのホームページでモン族・カム族・アカ族の商品をぜひご覧ください。

見学中にモン族やカム族の手作業で作られた洋服を見て、
ある考えが浮かびました。

もし、洋服屋がなくなってしまったら、私はどうやって服を手に入れられるでしょうか。私は、裁縫が苦手で自分で洋服を作れないので、服がない!と困るでしょう。しかし、モン族やカム族の人たちは自分たちの手で洋服を作ることができます。つまり、街から洋服屋が消えてしまっても、自分たちで作ればよい話というわけです。

また、同じ日の夜。
家でご飯を炊こうと思っていましたが、お米の計量カップが見当たりませんでした。
仕方ないので、自己流で炊いてみることにしました。
しかし、どのくらいの量が1合かわからず、どのくらいのお水を入れたらよいのかがわかりませんでした。
(普段は計量カップにお米を入れ、その量に応じて炊飯器の線に合わせて水を入れればいいだけですからね。苦笑)
その時、偶然にもカンボジア人の友人が教えてくれた、お米に人差し指を付け、大体第一関節分まで水を入れるという方法を思い出し、無事にご飯は炊けました。

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このふたつのことを振り返ると、私の生活の知恵は乏しいということに気がつきました。
私は、何気なしに工場で作られている日用品を使用し、スーパーで食料を購入し、電化製品を使って家事をこなしています。もちろんこれらの道具は私たちの生活には必要だと思いますが、もしもそれらがなくなってしまったら、使えなくなってしまったらきっと日常生活を送るのは困難だと思います。
しかし、ラオスの村の人々は工場で作られたものに頼らなくても作ることができるものもある、食料を自分たちで生産できる、そして電化製品がなくてもご飯を炊き、料理を作っています。

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教育と言うとどうしても学術的な能力を得ることを想像してしまいがちですが、実際には「生活していくため」の知識を得ることも教育だと身をもって気づかされました。

ラオスの村の人々は、私が持っていない生活の知恵をたくさん知っています。私もまだまだ彼らからたくさん教えてもらわなければと痛感しました。