ミャンマー(ビルマ)国境のローイ・クラトンの夜
ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の小野です。
前回は、対岸ミヤワディにて、11月8日にカレン仏教徒軍(DKBA)第5旅団と政府軍が武力衝突、約2万人の避難民がこちらへやってきたことを書きました。その避難民も、翌日には大半がタイ政府の誘導によって帰還。表向き平穏になるや否や12日からスタートしたのが恒例のローイ・クラトン祭り。
国境のゲートは派手なライトの風車?
本来は、水の神様の恵みに感謝しながら、川などに灯篭を流すタイ伝統行事です。今日、21日はその最終日で、いよいよハイライトの灯篭流し。
灯篭は自分で作ったり、買ったり。私は、近くの村でこんな風にして作り売りしていたものを購入(1個20B=約60円)。
「きれいな私が作るんだから、この灯篭はきれいよ!」
線香とろうそくに火をつけてから水に流します。
混雑を避けて、夜の7時くらいに友好橋の横を歩いていくと・・・
橋の下には「灯篭流し台」ができていました。
まだ、夜の7時なのですいていました。無事灯篭を流し終えたのですが、写真がブレでどれがどれだかわかりませんね。これから人が増えて混雑するのだそうです。
こんな風に、空中に浮かべる灯篭もあります。
串焼き屋さん。
昆虫のから揚げ屋さん。
雑貨屋。
洋服屋。
そして、友好橋周辺の村、8つが参加した村対抗の美人コンテスト。こうして行列で練り歩きながら、ステージへ向かっていきました。
このグループは昨年優勝した村だそうです。もう少し拡大してみると・・・
やはり、ミスの笑顔が違うような気がする?
街の中ではあちこちで花火を打ち上げ、水辺では灯篭流しが行われて、一際にぎやかな1日でした。
補足ですが、このイベント、一昨年、昨年は人と人との間でそぞろ歩きをしなければならないほどの人だかり。それに比べると、今回は歩きやすい=物足りない、という感じかも。
やはり、7月から続く友好橋の閉鎖、そして対岸の武力衝突の影響などが出ているようです。
小野