2014.04.08
読み物

難民キャンプも卒業式シーズン

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

みなさん、こんにちは。ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の小野です。

日本はもう卒業式が終わり、入学式のシーズンですね。桜の季節も北上中という感じでしょうか。

難民キャンプも3月は試験、卒業式のシーズンでした。遭遇したセレモニーを紹介します。

下記は、3月13日のバンドンヤンキャンプで遭遇した卒業式、というか卒園式ですね。ちょっと大人びたガウンに角帽のかわいい晴れ姿。たとえ難民キャンプという厳しい環境でも人生の節目はきちんと祝ってあげたい・・・。両親、先生、キャンプの教育関係者の思いが伝わって来ますね(ちょっと入り口が混んでたので写真が遠くてすみません)。

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もう一方は、3月24日のウンピアムキャンプでの高等教育の卒業式。こちらは、米国のNGO、ワールドエジュケーション(WE)が長年サポートしているEnglish Immersion Program(英語漬け?プログラム)でした。1年目で英語でコミュニティ開発などを学び、2年目はNGOなどの現場で研修生となります。ウンピアムキャンプ内だけではなく、他のキャンプやミャンマー(ビルマ)国内からも学生を募っているとか。

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たまたま見たキャンプ訪問時に見たふたつの卒業式は幼稚園と高等教育でしたが、衣装からしてちょっと西洋の文化が入っている感じですね。日本の卒業式もそういうところがありますが。

どんな環境であっても教育は権利であり、一定の課程を満たした子どもたちはみな称賛されるべきです。教科書も参考書も少なく、電気もなく、壁もなく、老朽化の激しい校舎も多いですが、要は中身です。先生たちと共に作り上げる学習活動の積み重ねが肝心。

小中学校も含めて新学期は5月から。SVAも教育の「中身」をより豊かにするよう、図書サービス、参考書支援、研修活動などを通して支援していきます。

小野