タイの新年のお祝い、ソンクラン
ハッピーソンクラン!あけましておめでとうございます!ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所のウェンです。
4月13日~15日はタイの新年の祝日でした。ソンクランは、タイに住んでいる移民の皆さんを含め、すべての人にとってとても大切な日です。新年には、大人やお年寄りの手に水を掛けながら、日々の生活や家族に幸運が訪れることを祈ります。水掛け祭りについては前のブログでも少し紹介しましたが、今日は今年のソンクランの様子を皆さんにお届けします。
新型コロナウイルスが世界的に拡大してから、水掛け祭りは行われていませんでしたが、今年は感染状況が昨年に比べて落ち着いており、ワクチンを接種している人の数も増加しています。ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所があるメーソットでは、普段離れて暮らしている人も実家に戻り、家族と一緒に時間を過ごしている様子が見られました。今年は昨年より人々が集まり、賑やかに過ごしていましたが、コロナ禍前のようにはまだ戻っていません。
4月13日はソンクランの初日ですが、水を掛け合っている人の数は少なく、おもに子どもたちが水を掛け合っていました。私の家では母がモンロンイェボーというミャンマーのお菓子(砂糖の入った餅を茹でてココナツをかけたもの)を作ってくれたので、近所の人や通りがかりの人たちにあげました。
14日は家族の日で、家族で近くの滝や公園を見に行く人もいました。私の家族は家でカオソイという麺を揚げたミャンマーの料理を作って、近所の人や通りがかりの人たちにあげました。
15日は正月の最終日で、水を掛け合っている人たちもいましたが、そこまで多くはありませんでした。仏教徒はこの日、仏像を飾っている棚をきれいにし、仏像に水を掛ける儀式を行います。
その後、親や祖父母などの年長者の手に水を掛けて、尊敬の念を伝えます。そのお返しとして、親や祖父母は子どもや孫などの若い世代の幸運と成功を祈ります。親戚の家を回ってこの儀式を行う家庭もあります。
この日の午後には、砂をお寺に持っていき、砂の仏塔を建て、色鮮やかな飾りを付けます。
そして、翌日の朝には、お寺に行って礼拝をし、家族の繁栄を祈ります。
ソンクランにあたって、皆さんの1年に幸せが訪れ、より豊かに過ごせることを祈っています。ハッピーソンクラン!
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所 ウェン