2023.01.22
読み物

タイとミャンマーをつなぐ第1友好橋が約3年ぶりに再開

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

ハラゲー!(カレン語で「こんにちは」)ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所のウェンです。最近のタイ・ミャンマー国境のニュースをお伝えします。

 

タイ・ミャンマー国境の第1友好橋は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から閉鎖されていましたが、1月12日に約3年ぶりに再開しました。ミャンマー側が修復中であったこと、ミャワディの橋のたもとにある管理事務所が爆弾で被害を受けたこと、さらに戦闘状況などから、再開の目途はなかなか立ちませんでした。

再開した橋の様子(タイ側)

(再開後の橋の様子(タイ側))

 

2022年12月にタイ政府が橋の点検と清掃を開始し、当初は2023年1月2日の開通に向けて準備を進めていましたが、再開は叶わず、その後複数回延期が続き、ようやく12日に再開しました。

12日の朝7時半に開通式が行われ、9時半には、両国の人々が通常通り行き来できるようになりました。今回の再開は、観光、経済、輸出入、文化交流を促進し、この地域のライフスタイルを正常な状態に戻すことを目的としています。

この第1友好橋は、国境の町であるタイのターク県メーソット郡とミャンマーのミャワディ市を結んでいます。以前は人々が行き来するための橋として使われ、タイとミャンマー両国間の輸出入の主要な経路にもなっていました。

 

コロナワクチン接種所(タイ側)

(タイ側に設置されたコロナワクチン接種所)

 

今のところ、ミャンマーからタイ側へ商品などを取りに来る車、移動タクシー、ピックアップトラックタクシー、ツアーバン、お店の車などが行き来する様子が見られています。今後、賑やかなメーソットの日常が戻ってくることを願っています。

 

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所 ウェン