2026.03.03
読み物

カンボジアの心に触れる カリースープの作り方

カンボジア

今日は、私のお気に入りの「カンボジア風チキン カリースープ」の作り方と、美しく仕上げるコツをお伝えします。

カンボジアで育った私にとって、カリースープほど心を温めてくれる料理はそう多くありません。

雨の午後や家族が集まるにぎやかな時間、レモングラスやターメリック、ココナッツミルクの豊かな香りがキッチンいっぱいに広がり、自然とみんなが食卓に集まってきます。カリーはただの料理ではなく、カンボジアの味、伝統、そして家庭のぬくもりが詰まった物語なのです。

 

カンボジアのカリースープが特別な理由

他のカレーと比べて、カンボジアのカリーは辛さが控えめで、クリーミーかつ香り豊かなのが特徴です。味の決め手は「クルーン」と呼ばれる香味ペースト。

レモングラス、にんにく、エシャロット、ターメリックを使った、芳醇な香りのスパイスペーストです。
そこにココナッツミルク、やわらかい鶏肉、新鮮な野菜を加えることで、食べごたえがありながらも心落ち着く一品に仕上がります。

 

材料(4人分)

レモングラス 3本(白い部分のみ)

にんにく 5片

エシャロット 5個

こぶみかんの葉 2枚

ターメリック 1本

チリペースト 小さじ1

鶏肉 500g(一口大に切る)

じゃがいも(中) 2個(角切り)

長なす 1本

いんげん豆 3本

玉ねぎ 2個

ココナッツミルク 500mlと、水 適量

チキンパウダー 大さじ1

油 大さじ1

カピ(発酵エビペースト)大さじ1

塩、ナンプラー、パームシュガー 適量

 

作り方

1. 香り豊かなクルーンを作る

レモングラス、にんにく、ガランガル、エシャロット、ターメリック、チリをミキサーで滑らかなペースト状にします。この香味ペーストが、スープのです。

2. 鶏肉と野菜を煮込む

鍋に油を入れて中火で熱し、クルーンを2〜3分炒めます。香りが立ったら鶏肉を加え、表面が軽く色づくまで炒めます。

その後、ココナッツミルク、チキンパウダー、カピ、塩、ナンプラー、パームシュガーを加えて軽く沸騰させ、弱火にして20〜25分ほど煮込みます。鶏肉がやわらかくなったら野菜を加え、全体に香りが行き渡るように混ぜます。

カンボジアのカリースープ作りは、レシピをなぞるだけではありません。それはカンボジアの一部を、あなたのキッチンに迎え入れることです。

クルーンの香り、ココナッツミルクのまろやかさ、色鮮やかな野菜一つひとつが、カンボジアの文化や家族、そして「家の味」を語ってくれます。

 

 

次にこのスープを作るときは、ぜひ香りを感じ、味わい、ゆっくり楽しんでみてください。

その一杯一杯が、カンボジアへの小さな旅になるはずです。

 

カンボジア事務所 ソフィアビー