2009.05.07
読み物
生きるために、食べています。
ラオス事務所の鈴木淳子です。
事務所のあるヴィエンチャン首都から、学校建設事業地のサラワン県までの
距離は800km。 車をギシギシいわせながら突っ走ること、11時間。
道中、お昼ご飯を食べようと立ち寄ったお店で、スタッフの声がする。
『スズキサーン、サカナ、 カエル、 ネズミ、 トリ、 どれにする?』
気温37度の炎天下 額の汗を拭きながら、私は、ふと考える
(...ん? 何の選択肢だろう? )
水を一杯飲んで我に帰る。
(ああ、お昼のおかず、かぁ)と気が付いて、『サカナ、で』と答えるのが
...少し遅すぎたようだった。
卓に運ばれてきたのは、2種の小動物だった。
かつて過ごしたアフガニスタン事務所で
『生きるために、食べるのよ』という言葉を、某スタッフから授かった。
とかく、この世は理屈をこね回す人が溢れているが、
ここ、ラオスでは『風が吹けば桶屋が儲かる』調の長く、そして
込み入った理屈は必要ない。
たんぱく源として家畜を頂くことが通常の日本ですが、ラオスでは
様々な生き物から、様々な栄養素を頂戴します。
自然の恵に感謝、です。
生きるために、頂きました。 ふぅ~お腹いっぱい。美味しく頂きました。
ご馳走様でした。