2009.10.27
読み物
ラオス満月の日の祭「タート・ルアン祭り」
ラオス事務所の川村です。
ラオスでは10月になると長かった雨季も明け、お祭りシーズンがやってきます。ホテルやレストランでは毎日結婚披露宴が行われ、数百人規模のパーティで賑わいます。そして、11月の満月の日に行われるラオス最大のお祭りが「タート・ルアン祭」。前後1週間はタートルアン塔周辺は夜店、コンサート、遊園地で大変な騒ぎになります。しかし、もっとも大切なのは、祭当日の早朝、夜明け前から数万人にも及ぶ多くの市民がタートルアン広場に正装して集い、全国から集まったお坊さんにおこなう「タークバーツ/托鉢」です。
夜明け前から続々と集まる市民 (2008年)
全国からたくさんの僧侶が集まる
このタートルアン祭りの頃になると、農民は収穫を祝い、市民は開放感にひたり、私たちもそろそろ1年が終わるなあ、と感じるのです。2009年のタートルアン祭は11月2日。更に今年は12月にSEAゲームという大イベント、東南アジア10カ国のスポーツ大会が行われる予定で、2010年はヴィエンチャン首都遷都450周年という行事も待っていて、ヴィエンチャンはイベント続きです。夜店やコンサートはあまりの大音響で頭がいたくなるので最近はあまり行きませんが、タートルアン祭当日の朝の托鉢には参加し、静かに祈りをささげたいと思っています。