ラオス、ウドムサイ県でのこと
ラオス事務所では、今年の8月中旬から、JICA草の草の根技術協力事業から資金を得まして、ラオスの読書推進を発展させるぞー! がんばろー!と、スタッフ総出で、粛々と活動にいそしんでおります。
この事業の一つに、ラオス北部のウドムサイ県に公共図書館の建設が含まれているので、工事の進捗を確認しにウドムサイ県へ行ってきました。
朝起きて、びっくり!
靄(もや)なのか、霧(きり)なのか、ガス(がす)なのか...
車の運転も危ういほど、もやもやしているのです。朝の8時なのに薄暗い。
慣れたウドムサイの少年でさえ、傘をさすくらいですから。
そして、ウドムサイ県公共図書館の建設現場へ。
県庁の方も、公共図書館員も、省庁のお役人も、国立図書館の副館長さんも皆さんお揃いのヘルメットを被って現場調査です。
工事の進みは順調。
12月末には完成して、1月末にはウドムサイ県に公共図書館を受け渡す、譲渡式を行う予定です。
その様子は、また、次回にお伝えします。
お揃いのヘルメットを被った仲間として、今後の公共図書館の成功を祈る仲間として、この後、全員で中華料理を食べに行きました。
『うわぁ~、人生初のスッポン!』
『ああ、この魚料理、美味しいですねぇ~』、などと舌鼓を打ちながらひとしきり楽しんだ後、ちょいとお手洗いへと、お店の奥へ行くと・・・
食べる前に見なくて良かったかな?とも思いましたが、終わりよければ、全てよし。美味しかったことに、変わりなしです。
ラオスに赴任してからしばらくは南部で活動をおこなってきましたが、今年から図書館事業に携わり、北部へも赴く機会が多くなりました。
ラオスは小さな国ですが、わずかな違いかもしれませんが、様々な文化・習慣を実感することができています。
この体験できることを有難く思いながら、これらの文化・習慣を尊重しながら、これからも活動していきたいと思っています。
ウドムサイ県の公共図書館が無事に完成して、ウドムサイ県の全体に読書推進の輪が広がるように、引き続き頑張ります。
ラオス事務所・鈴木淳子