2011.02.08
読み物

ミャンマー(ビルマ)領に沈む夕日

ラオス

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の小野です。

1月26~28日と支援者の甲斐さん、金子さんと共にウンパンへ2泊の旅をしました。ウンパンとは、ターク県ウンパン郡のことで、今回の最大の目的はヌポー難民キャンプの視察。本題の報告は他の機会に譲りますが、ウンパンは自然の豊かな場所で、雲海、滝なども見られるので、タイ人の観光スポットになっています。

さて、今回紹介するのは、初日、ウンパンの宿泊地に到着する前に出くわした夕日です。車で山越え中、私たちの前に突然開けた風景。車を止めてもらい、30分程度自然の美しさ、壮大さを肌で感じる、とてもリッチな体験でした。

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最初に現われた風景はこんな感じ。まさにこれから日が暮れますよー、というところで、時計は夕方の6時を指していました。

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お日様が山並(雲?)に隠れていきます。

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お日様の姿はすっかり消え、闇が来ました。

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更にシーンとした暗闇が迫ってきたかと思うと・・・

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何だか、また雲が朱色に染まってきました。

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羊の毛並みのような雲が、がどんどん朱に染まって、メラメラと燃え出した?!

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遠くの雲もきれいな朱色に染まってしまいました。

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そして、しだいに風景はもとの青灰色に戻っていったのでした。

たった、30分の自然になせるショーに、甲斐さんも、金子さんも、大感動でした。何度シャッターを切ったことか。

この同じ自然の畏敬を国境の人たちはどんな風に見ているのだろう?生きることに精一杯で見たり、感じたりしている暇もないのだろうか・・・そんなことを考えてしまいました。

日本でも、仕事に追われて、夕日をじっくり鑑賞するなんてことはない人の方が多いかも知れませんね。

たまにはじっくりと自然の美しさにひたることも「絵本」のように、心の栄養になりそうですね。

小野