2012.06.01
読み物
ラオス語の同音異義語
サバイディー!
早いもので、間もなくラオスに赴任してから1年半になります。
・・・が、「少年老い易く学成り難し」とはよく言ったもので、恥ずかしながら私のラオス語は、まだまだ入門レベルです。
どうしてもニワトリ、たまご、近い、遠い、の区別がつきません。
過ちをおそれずにカタカナで表記すると、カイ、カイ、カイ、カイ。
友達かブタか?
何となく違いが分かるのですが、どちらも「ムー」と聞こえます。
イヌ、うま、来る、の使い分けも悩みの種です。
どれもマー、マー、マー。私の気も知らず、のんきなものです。
どれが数字の8で、からくて、あひる、なのでしょうか?
ペット、ペット、ペット。ほとんど同じに聞こえます。
夜店でおばさんが魚を焼いていたら、要注意です。
魚もおばさんも、森も「パー」なので、発音を間違えると叱られてしまいそうです。
ここはおじさんだから、安心して注文できそうですね。
赴任当初と違い、今となってはサバイディー(こんにちは)とコープチャイ(ありがとう)くらいでは、もはや誰も驚いたり喜んだりしてくれなくなってしまいました。
もう1歩ラオスに踏み込めるかどうかは、「ニワトリ」と「たまご」の違いなど、同音異義語が使い分けられるかどうかにかかっているのかなと思っています。
ここからの1歩はなかなか超えられそうにありませんが、尻込みせず、コミュニケーションを楽しみながら、聞き取れるようになりたいと思います。
帰国するまでに、今日ご紹介した5つの同音異義語がちゃんと聞き取れるようになることが、今の私の目標です。
ラオス事務所・学校教育支援事業課 仁井勇佑