2013.04.18
読み物
ピーマイ・ラオのお祈り
サバイディ・ピーマイ(明けましておめでとうございます)
ラオス事務所の伊藤です。
ラオス正月が明け、本日よりまた業務始動しました。
ラオス事務所では、今年、ピーマイ前の年末、通常のバーシーの儀式とは少し異なったお祈 りをしました。
お祈りの前に準備があります。
まず、全職員の身体のサイズに合わせた長さで蝋燭を切っていきます。
頭、おへそから首、
親指と人差し指。
それぞれのサイズに合わせて切った蝋燭をグルグルとねじった後、
自分の年齢+1歳分の数、蝋燭に爪でしるしをつけます。
一息で!と言われるのですが、年齢が高ければ高いほど、この一息が大変です。
お祈りの式では、5人の御坊様と司祭をお呼びし、司祭のお経の後で、
事前に準備した全職員の蝋燭をグルグルねじった蝋燭の束に火をつけて、5人の御坊 様によるお経。
そして、全員に渡された水でいっぱいのコップから空のコップへお経を聞きながら、お水をそそぎ。
お経が終わったところで、 蝋燭の蝋が垂れた聖水を、御坊様に頭の上からかけていただきます。
そして、お経を唱えながら御坊様と司祭の方にひもを巻いていただきます。
いつものように職員相互に巻きつけるたりはせず、ひとりひとりに巻いていただきました。
最後に、お経をききながら注いだコップの水は、庭の木に巻かせていただきます。
ピーマイでは、バーシーの儀式だけではなく、ピーマイに合わせて行うお宅も多 いし、御坊様の数も家族次第とのこと。
パーティや水かけは無く、いつもより、神聖な気持ちで、静かに迎えたピーマイ・ラオ。
お経をあげていただき、心新たに一年を開始する意識もできました。
これから一年、無病息災で、しっかりと事業ができますように。
ラオス事務所・伊藤解子