2013.07.19
読み物
デング熱が大流行
サバイディー。
ラオス事務所の竹谷です。
現在、ラオスは雨季まっただ中。突発的に、雷を伴う強い雨が毎日にように降ります。
厚い雲に覆われ、今にも降り出しそうです。
雨が降った後は、多くの水たまりができます。
そして、至るところにできた水たまりから発生するのが、そう、蚊です。
ラオスでは現在、デング熱が大流行しています。
JICAラオス事務所によると、ラオス保健省は6月から、ラオス全土でデング熱が例年にない大流行になる兆しだと注意喚起をはじめており、6月の時点で罹患者は14,000人にのぼっています。7月の初めにかけてまで、毎週100人近いデング熱患者が報告されており、特に、罹患者が昨年の6倍にあたるチャンパサック県では、パクセーで予防対策キャンペーンを実施しています。
デング熱は、日中に活動する、やぶ蚊に刺されることによって感染します。この蚊は家の中、屋外に関係なく生息するので、屋内外で注意が必要です。発症すると、突然の高熱、激しい頭痛、筋肉痛、関節痛といった症状が現れます。
ラオス事務所の掃除婦さん、ニラーさんの小さなお子さん(2歳)も、最近デング熱に罹ってしまいました。心配していましたが、無事回復してほっとしています。
予防策は、まず、蚊に刺されないこと、そして、体力を保持することです。そして、できるだけ肌の露出を避け、虫除けスプレーをこまめに、また、蚊が好む黒い服装より白い服装を選ぶことが大切です。
今が花期のハスの花
ラオスへ渡航される方は、充分、お気を付けください。
ラオス事務所副調整員・竹谷麻莉子