2021.05.08
読み物

混乱が続くミャンマーから ~スタッフのメッセージ~ Vol.2

スタッフの声
ミャンマー

こんにちは。ミャンマー事務所のチョンゲです。2017年から図書館事業の事業スタッフとしてシャンティで働いています。

新型コロナウイルスとクーデターにより大きく変化した働き方

ミャンマーでは2020年3月から新型コロナウイルスの感染が拡大し、集会の禁止など様々な行動制限措置が取られています。これらを受けて、ミャンマー事務所では在宅勤務を導入しました。SNSやメール、Zoomなどオンラインツールを利用して、自宅からでもなんとか事業に取り組んでいました。

2021年2月1日のクーデター以降も、安全のため事務所には出勤せず、引き続き在宅勤務で仕事をしています。ニュースなどの情報もネットやラジオを通して取得していますが、通信環境は良くありません。以前は電話もwifiも使用できていたのですが、ネット遮断のため現在は不安定なwifiのみ使用できる状態です。

まだ戻らない日常生活

閑散とした道路

私の住む村では、クーデター以降閉店しているお店やレストランもあり、日々の日用品や食材を購入するのが難しくなっています。
お店が開いているかどうかに関わらず、外出は安全な時間帯に行う必要があり、現在(2021年3月末時点)は午前4時から午後8時の間(※)であれば、外出することができます。時間や場所を選ばず外に出られなくなったのは、最近の日常生活で最も困難だと感じることの一つです。

地方においても治安は悪化しており、いつ何が起こるかわかりません。都市部では更に過激なニュースも増えており、夜も安心して眠ることができないでいます。また、自宅に居ても落ち着かず、いつも不安がつきまといます。

日本の皆さんもミャンマーの現状を広く世間に伝えてくださると嬉しいです。

ミャンマー事務所 チョンゲ

※2021年5月4日より午前4時から午後10時までに緩和されました。

ミャンマー事務所スタッフのメッセージ Vol.1