2023.07.19

活動地の紹介―ポーランドでの生活

Dzień dobry!(こんにちは!)

 

地球市民事業課の瀧孝輔です。

シャンティでは、昨年からポーランドに職員を派遣して、ウクライナ支援事業を展開してきました。

 

皆さんは、ポーランドと聞くと何を思い浮かべますか?

音楽が好きな方は、ショパンでしょうか?

サッカー好きな方なら、レヴァンドフスキ選手ですか?

 

といっても、なかなか馴染みの薄い国かもしれません。

そこで、ポーランドに留学し生活をしていた私から、ポーランドでの生活について紹介したいと思います。シャンティの新たな活動地であるポーランドに、少しでも興味関心、生活のイメージを持っていただけたら幸いです。

 

【首都ワルシャワの街並み】

新事業は、ポーランドの南東部のドルノ・シロンスキエ県のルバフカ町で展開しますが、ポーランド仮設事務所は首都のワルシャワにございます。

※新事業については、以下の記事をご覧ください。

ポーランドでの新規事業のご紹介| 活動内容 | 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)

 

ワルシャワの中心にある科学文化宮殿。冷戦時代の雰囲気があります。

ワルシャワの中には、中世の街並みの残る旧市街、第二次世界大戦の市内戦の痕を残す場所や冷戦時代のレトロな雰囲気の残るエリアもあり、一日で様々な時代をタイムトラベルできるとても興味深い街です。

旧市街の街並み

 

【食事】

  • ①食事の回数が多いー1日5回!

ポーランドでは、基本的に1日5回の食事をします。具体的には、朝ごはんが2回、昼食、おやつに夕ご飯の5回です。

もちろん、5回ともしっかりと食べるわけではなく、軽い食事を5回食べます。そのため、海外旅行でよく聞くような、レストランで普通サイズを注文したら日本でいう大盛りが出てきたというようなことはあまりありませんでした。

 

最近では、こうした食生活も変化し、食事の回数も減ってきているとも言われいます。しかし、これはかなり個人的な印象ですが、いつも誰かしら何かを食べている印象がありました。

授業が始まる前に食べ、授業中も食べ、授業が終わった後も誰か何かを食べている…。特に、旅行で長距離列車に乗った時、周りにいる人を見ているとすごく面白いです。まるでマジシャンのように、リュックサックや服のあらゆるポケットからお菓子やリンゴなどの食べ物を取り出しては、ずっと食べています。持っている食べ物の量といい、それの収納術といいとても驚きました。見慣れてくると何とも言えない、ほのぼのとした気持ちになります。

 

  • ②ソールフード⁉―ピエロギ

ポーランドの食事は、紹介するべきは、ピエロギです。ピエロギは、水餃子のような食べ物です。しかし、皮が少し厚いので、メインディッシュとして食べても、十分食べ応えのあるものです。

※因みに、ピエロギと餃子は同じルーツといわれています。

 

ピエロギの中身は、ひき肉、ジャガイモ、チーズ、サワーキャベツのようなメインディッシュとして食べられるものから、果物を包んだスイーツ感覚のものまで様々なバリエーションがあります。スーパーに行くとピエロギコーナーがあり、気軽に様々な種類を楽しむことができます。

※私は、チーズピエロギが好きでした。

知り合いの家に招待された時の食事。手前にある白いお皿に乗っているものがピエロギです。ポーランドでは、お客さんをもてなすことを大切にする文化があります。

 

ポーランドには、他にもジュレックと呼ばれるスープや、ポンチキと呼ばれるドーナツなどおいしい食べ物がたくさんあります。全体には質素で食べやすい物が多いです!

皆様、いかがだったでしょうか。シャンティ活動地のポーランドのことについてイメージを持っていただけたでしょうか。

ポーランドでの生活について、少しでもイメージを持っていただけたら幸いです。

 

シャンティでは、引き続きポーランドでの事業を展開していきます。ウクライナ避難民支援に関わる現地関係者をはじめとして、関係者の皆様と着実に取り組んでまいります。

地球市民事業課

瀧孝輔