2025.06.23
読み物
入職のご挨拶
はじめまして。6月に海外緊急人道支援課にパートタイムで入職した小野久美子(おのくみこ)と申します。記者・翻訳者として20年ほど働いてきました。国際支援の仕事は全くの新人で四苦八苦していますが、一日も早くシャンティの活動に貢献できるよう、日々頑張っています。今回はこれまでの経歴や経験、入職に至った経緯などを紹介させていただければと思います。
静岡県静岡市出身で、海も山もある自然豊かな街で育ちました。

久能山東照宮から見た駿河湾
東京の大学に進んで国際人権法を学ぶうち、人権や国際開発支援に関心をもつようになりました。卒業後は地元の新聞社に就職し、社会部記者として事件や事故、社会問題について取材しました。その後、留学のため退職し、英国の大学院で開発学を学び修士号を取得しました。様々な国から留学生が集まっており、多様な意見に触れることができた貴重な経験でした。なかでもカンボジアから国費留学で来ていた女性の「全部を助けてくれなくてもいい。少し助けてくれれば、私たちは自分の力でやっていける」という言葉が印象に残っています。
帰国後は英字新聞編集部の編集記者として、翻訳や編集の仕事に関わってきました。育児のため退職した後も翻訳者として、日々国外・海外のニュースの翻訳を行ってきましたが、この度縁あってシャンティに入職する運びとなりました。
国際支援の現場で働くことは、学生時代から今に至るまで自分の憧れでもありました。シャンティの草の根の支援活動は、支援を受ける人たちが「自分たちの力でやっていける」ための支援の形だと感じています。そして私も、そうした活動に一日でもお役に立てるよう努力してまいります。皆様よろしくお願いします。
東京事務所 海外緊急人道支援課 小野久美子