2020.03.07
絵本を届ける運動
映画『風をつかまえた少年』を観て思ったこと
皆さまこんにちは。東京事務所 事業サポート課の谷島です。
私が国際協力に興味を持つきっかけとなったのは、青年海外協力隊でアフリカのマラウイに2年間滞在したことでした。
先日、映画『風をつかまえた少年』を観て、その頃のことを思い出すことができましたので、皆さまにもご紹介したいと思います。
図書館で出会った一冊の本を元に未来を切り開いた奇跡の実話
2001年にマラウイを襲った大干ばつによる作物の不作のため、食糧の確保がままならず、ウイリアムという少年は通学を断念せざるを得なくなります。しかし、図書館での一冊の本との出会い、ここで得た知識のお陰で、風力発電で動く風車を自作し、村の干ばつを救うという、実話に基づいたお話です。
食糧がなく、家族からも理解されないという逆境の中、一途に何とかして村の窮状を救いたいという少年の意思が人々を動かし、遂に願いが叶うという感動的なストーリーですが、映像もとても美しく、私にとって懐かしいマラウイの空気感、そしてマラウイで私と関わってくれた人たちの記憶が蘇ってきました。その一方で、マラウイの人たちの苦難に負けない姿勢に、私自身も多くのことを学ばせてもらいました。
原作は23カ国語に翻訳され、絵本にもなっています。絵本『風をつかまえたウィリアム』( さ・え・ら書房)は、「絵本を届ける運動」を通じてミャンマーへ送ったこともあります。
図書館や学校等への支援を通じて、困難な状況にある人々に少しでも貢献したいという弊会の活動にも通じるものがあり、私自身も今後の活動への思いを新たにしました。
いつも弊会のブログを読んでいただき、ありがとうございます。今後とも温かいご支援のほど、よろしくお願いします。
事業サポート課 谷島