「絵本を届ける運動」インターンが選ぶおすすめ絵本③(2024年度収集絵本より)
こんにちは、インターンに参加した韓です。
これまでのインターンでたくさんの絵本に出会いました。今回、2024年度に収集する絵本の中から、私のお気に入りの絵本を紹介したいと思います!
1『せんそうがやってきた日』
この絵本は、日常の中に何の前触れもなく、家族との楽しい生活の中にいきなりおとずれた戦争に巻き込まれた人々が描かれています。たくさんの困難を乗り越えて、ようやく安全な場所にたどり着いても、自分を受け入れてくれる場所がありませんでした。戦争は一つの場所を壊すことだけでなく、その場所で被害を受けた人々や子どもたちの居場所、未来、夢も壊していることを深く感じました。
この本を読んで私は改めて「この子どもたちに何かできることがあるか」と考え始めました。戦争の恐ろしさだけではなく、人間の強さと優しさも伝えられている、大人でも学びのある素敵な絵本だと感じました。興味がある方はぜひ読んでみてください!
『せんそうがやってきた日』二コラ・デイビス作、レベッカ・コッブ絵、長友恵子訳、鈴木出版
2『ダメ!』
主人公のりすくんは大好きなプリンをくまくんに食べられても「ダメ」と言えませんでした。翌日、勇気を出してくまくんに気持ちを伝えようとしたりすくんは…。
人に譲り合うことは良いですが、自分が望まない場合は、勇気を出してちゃんと断ることも重要かもしれません!
「ダメ」と言いたかったけれども、言えなかった経験はだれでもあると思います。私も「ダメ」を言うことが苦手で、この絵本を読んで、「ダメ!」と言う勇気を少しでも身につけられたと感じました。
『ダメ!』くすのき しげのり原作、いもと ようこ文・絵、佼成出版社
シャンティ国際ボランティア会は「絵本を届ける運動」を通じて、絵本が不足している地域に日本から翻訳絵本を届ける取り組みを行っています。子どもの頃、お母さんと一緒に絵本を読んだ記憶は今でも鮮明に残っており、私にとっては非常に大切な思い出です。ここでインターンを経験し、学びの機会を提供するこの活動に携わることはとてもやりがいを感じます。子どもたちの将来を変えていく素晴らしい取り組みだと感じました。
興味のある方は是非、お申込みをお待ちしております!
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絵本を届ける運動インターン 韓