2024.10.02
絵本を届ける運動

【翻訳絵本づくりワークショップ開催報告】 環境ネットワーク・文京様と親子向けワークショップを開きました

絵本
講演・ワークショップ

914()10:00から、親子向けの翻訳絵本づくりワークショップを慈母会館で開催しました。

 環境ネットワーク・文京様が企画している「みんな集まれ!こどもの広場」では自然観察会など子どもたちが参加できる様々なイベントを開催しています。その一環で、「アジアの友だちに絵本を届けよう」と題し、翻訳絵本づくりワークショップを開催いただきました。

本来は子どもたちが夏休みになる8月に開催する予定でしたが、台風10号の影響で延期になりました。9月の開催となりましたが、5人の小学生と親御さんにお集まりいただきました。ワークショップを楽しみに待っていてくれたご参加者の方もいらっしゃり有難かったです。

 まずシャンティの職員から、絵本を届ける先の国のことや、子どもたちが置かれている困難な状況についてお話ししました。その後に、翻訳絵本づくりを開始しました。

作っていただく絵本は、5タイトル4言語の中から選んでいただきました。「以前ラオス語の翻訳絵本をつくったことがあるので、今回は異なる言語の翻訳絵本をつくりたい」と話してくださり、絵本を選んでくださったご参加者の方もいらっしゃいました。

親子で「次はこのシールだね」などお話しいただきながらつくっていただきました。

 最後に、翻訳絵本をつくっていただいた小学生の皆さまに、ボランティア証明証をお渡ししました。

翻訳絵本づくりの他に、シャンティの事務所内も一部ご紹介しました。絵本を保管している地下倉庫の様子をご覧いただきました。事務所2階ではクラフトエイドの商品を保管しており、アジアの女性たちがつくるクラフト実物をご覧いただきました。「カタログで象のマスコットを見て気になっていました。実物を見れてよかったです。」などお話しいただきました。

 

ご参加いただいた方の参加理由やご感想を一部ご紹介いたします。

・今日、たくさんの子どもたちが本や勉強をすることができずに生活していることを知りました。私がつくった本をミャンマーの子どもたちに読んでほしいです。(小学生)

・世界中の子どもたちが幸せに生きられるように自分ができることから始められれたらと思いました。(保護者)

・子どもが読書が好きなので、好きなことをきっかけに世界のことを知れたらと思い参加しました。(保護者)

・子どもが参加したいと言ったことと、感謝の心や思いやりの心を育みたいと思ったから参加しました。(保護者)

 「次回も参加したい」というお声もいただき、有難かったです。

 

環境ネットワーク・文京様は、2024年10月20日(日)に文京区で親子向け翻訳絵本づくりワークショップの開催を予定しています。詳細は環境ネットワーク・文京様のホームページをご覧ください。

 

絵本が届く先の子どもたちの様子を思い浮かべていただきながら、丁寧に翻訳絵本をつくってくいただきました。ありがとうございました。

環境ネットワーク・文京の皆さま、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 

今回つくっていただいた翻訳絵本のタイトルは下記です。

『こねこが』 著者:まつおかたつひで めくるむ

『たまごのあかちゃん』 ぶん:かんざわ としこ、え:やぎゅう げんいちろう 福音館書店

『かぞえてみよう』 著者:さかざきちはる 白泉社

『おふねに のって』 著者:スギヤマカナヨ 赤ちゃんとママ社

『かなしみがやってきたら きみは』 作:エヴァ・イーランド 訳:いとうひろみ ほるぷ出版