ウクライナ:事業報告会(ラウンドテーブル)に参加しました!
昨年2023年8月から今年2024年9月まで事業を行っていたウクライナのポルタヴァ経済大学にて、提携団体Adult Education Center Poltava(AEC Poltava)が、シャンティとの提携事業の成果報告会(ラウンドテーブル)を実施し、弊会もご招待いただきオンラインで参加いたしました。
本事業は、長引く避難生活の中で、将来への不安や社会的な疎外感を抱える避難民に対して、生活再建に必要な知識や社会交流のための機会を提供する場として職業訓練・ビジネススキル・メンタルヘルスに関わる講座の開催や、緊急的な食糧・衛生用品などの物資配布を行っていました。
事業の活動内容詳細は下記からご確認いただけます。
ウクライナ 事業終了報告
ウクライナ:生活再建の第一歩
ハイブリット型で開催された会は、約100名の方が参加され、中にはポルタヴァ州議会の副議長もいらしていました。会議の様子はポルタヴァ州のテレビ局でも放送されたそうで、筆者は思いもよらずウクライナ地上波デビューを果たしています…!
さて、一年間という長期の事業でしたので、現地ウクライナのスタッフにとっては戦況が刻々と変わる中で沢山の困難があっただろうと想像します。シャンティのスタッフは日々のメールや、オンライン会議を通じたやり取りしかできなかったため、全ての状況を把握し寄り添うことができたかと言われると、そうではないこともあったのではと思います。
そのような状況でも、成人講座に参加された国内避難民の方々は、常に前向きで、新しいことを学びたいと思う姿勢を絶やさず、AECのスタッフもそれに答えるように、様々な種類や難易度の講座を準備し、実施していました。事業が終った今振り返ってみると、このようなエネルギーのあふれる方々に背中を押してもらい、シャンティ職員も一緒に走り抜けた感覚があります。
事業は終わりましたが、いまだにウクライナの方々の生活が改善する見込みは見えてきません。寒さも日に日に厳しくなる中で、将来への希望として参加していただいた成人講座が種として冬を越し、春に芽が出る日を引き続き見守りたいと思います。
事業を実施するにあたり、温かいお気持ちを寄せて頂いたみなさまに改めて感謝申し上げます。
緊急人道支援課
吉村