2009.10.20
緊急人道支援

スマトラ島沖地震 被災者支援 Vol.3 被災された方々へ支援物資の配布を開始!

震災

2009年9月30日、インドネシア・スマトラ島西スマトラ州パダン市の西北西45キロ地点を震源に、死者739人、行方不明者296人(10/8:インドネシア国家災害対策庁発表)を出したインドネシア・スマトラ島沖地震の発生を受けて、シャンティは10月6日(火)、八木沢克昌(アジア地域ディレクター)と緊急救援担当の薄木浩一郎を被災地「パダン パリアマン」地区に派遣し、11日(日)からは緊急支援物資として食料や医薬品の配布を開始しました。

■緊急医療班と連携■

現在、シャンティは現地のNGO団体「シープ」(SHEEP Indonesia Foundation)
の緊急巡回医療チームと連携しながら、被災した山間の村々をひとつずつ廻っ
ています。11日からは、支援の手が届いていない村においては、被害状況
の調査をしながら同時に食料などの緊急支援物資配布を開始しました。

◇写真:巡回医療班とともに医薬品や衛生用品を配る↓

http://sva.or.jp/eru/images/sumatra2009/sumatra20091015-1.jpg

◇写真:八木沢スタッフから村人へ声をかけながら食料を手渡す↓
http://sva.or.jp/eru/images/sumatra2009/sumatra20091015-2.jpg

■支援物資の配布■

日本の報道でも紹介されていた「パダン市」から車で1時間半のところにパリアマン市があります。ここからさらに車で1時間の郊外「パダン パリアマン地区」には、山間部に多くの小さな村や集落が点在しています。シャンティでは同地区内で、11日(日)にブンギン村(Bungin)、14日(水)にパイガン村(Paingan)で、食料の配布を開始しました。お米のほかに煮魚の缶詰や缶ミルク(脱脂粉乳)を各家庭に配りました。なかには、9月30日の被災から約2週間「インスタントラーメン」しか食べていない子どもたちもおり、まずは栄養のある食事がとれるように、基本的な食材から配布を始めました。シャンティでは今後、対象世帯数やご提供する生活必需品目を増やし、5,000世帯を目標に村々を廻りながら支援物資の配布活動を継続していく予定です。

◆配布予定の緊急支援物資
・食料(米・缶詰・豆製品・油・塩・砂糖)
・生活必需品(鍋・調理用具・タライ・毛布・燃料)
・医薬品(消毒・包帯・ガーゼ・抗生物質・胃腸薬)
・資材(家屋の修繕用)ビニールシート・建材
◇写真:主食のお米は生活必需品↓

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◇写真:魚の缶詰とミルク缶↓
http://sva.or.jp/eru/images/sumatra2009/sumatra20091015-4.jpg

◆募金受付◆

人でも多くの被災者の支えとなるべく努めていきたいと思います。
皆様にご支援をお願い申し上げます
■募金受付の郵便振替口座■

加入者名:SVAアジアこども募金
口座番号:00100-7-559298
※通信欄に「スマトラ沖地震」とご記入ください
※郵便局からの振り込み手数料は免除されます
※特定公益増進法人への寄付として、所得税及び法人税の優遇措置があります

■お問い合わせ■

(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)東京事務所
緊急救援担当:白鳥、薄木
〒160-0015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3F
TEL:03-5360-1233
FAX:03-5360-1220

URL:http://www.sva.or.jp/
E-mail:eru@sva.or.jp