2026.04.27
緊急人道支援

移動図書館、子ども達のもとへ|令和6年能登半島地震

国内災害
震災

2026年3月、石川県輪島市では能登半島地震の被害と少子化の影響を受け、小中13校が4校に再編されました。

閉校式では最後の校歌が歌われ、卒業生を見送ります。生徒の「親の卒業した学校を私も卒業したかった」という言葉は胸が熱くなりました。

4月になり、校章・校歌を新たにした学校では桜が花開き、入学生を歓迎します。

 

当団体の移動図書館活動について、MRO北陸放送テレビの公式YouTubeチャンネルにて紹介されました。
本動画は、同局による取材・編集によるものであり、内容の見解は当団体の公式見解とは異なる場合があります。

▶︎ 動画はこちら(MRO北陸放送公式チャンネル) 取材いただきありがとうございました。

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桜と小学校と移動図書館車

能登では、春の山菜がいたるところで見かけるようになり、ウドや行者ニンニク、ワラビが並ぶ道の駅は、自然の豊かさを感じます。

仮設住宅を訪れるとざるに乗せたワラビやゼンマイが軒下に置かれており、その上ではワカメが干してある等いたるところで季節の幸に目を引かれます。

能登のお母さん達によると「ワラビは乾くまで何度かもんであげないとダメなの。意外と手間がかかるのよ?そうすると繊維が千切れ柔らかくなり、おいしいの。」

ワカメは、魚醤をつかったいしる鍋にしゃぶしゃぶして食べるのが通だそう。

夏になれば、カマスの一夜干し。秋は銀杏や干し柿と年中ざるが大活躍。

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ざるで干すゼンマイ

〇移動図書館 保育園へ運行を開始!

4月からは、輪島市内4つの保育園へ移動図書館の運行を開始しました。

園児の数は3人のところから80人近いところもあり、いずれもこれまでの運行で会う機会の少なかった子ども達が本を手に取る様子を見るのは大きな喜びです。

子ども達は、移動図書館車を見ると「かっこいい!おっきなくるま!」と集まり、気に入った本を見つけて図書館員のところへ。中には、座って友達と本を試し読みしたり、何を借りようかじっくり悩む子がいたり。

震災前は保育園から図書館まで歩き本を借りる行事があったようですが、今は再開が難しく、移動図書館で初めて図書館を利用する子どもも多かったそうです。

初めての図書館利用に立ち会う記念日となりました。

保育園の先生からは「子たちはたくさんの本の中から自分で選ぶということがうれしいんだと思います」と笑顔で話してくれ、「今度は、誕生日会にあわせて大型絵本の読み聞かせ会をしようかな」などと話が膨らみました。

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本を貸し出す様子

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友達と一緒に本を試し読み

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本を選ぶ子ども達

4月末で災害廃棄物搬入が終了、5月から災害公営住宅の入居申請が始まるなど変わり続ける状況に悩ましい事柄も多くあります。

引き続き、関心を寄せ続けてくれますと幸いです。

 

国内緊急人道支援担当 中井