2016.11.27
海外での活動

ボートで行く、移動図書館活動

ラオス

サバイディー(こんにちは)。

今期、ラオス事務所では、ボートを使っての移動図書館活動を行なっています。
というのも、対象地域の中に、ボートでしか辿り着けない小学校があり、「アクセスが難しいからといってこの地域の子どもたちの読書機会を諦めたくない!」という職員たちの強い気持ちのもと、初めての試みとしてボートでの移動図書館活動をはじめました。

今回は、先日モニタリングで行ってきた様子を、写真で紹介したいと思います。

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はじめに、出発地点の川岸まで、本やマットなどを車で運びます。

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本が川の水で濡れないようにビニール袋に入れてかごで運びます。持っていけるのは300冊程度まで。児童数によって調整します。

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準備完了。念のためセイフティジャケットを着用して行ってきます。

学校まではボートで約1時間。川から見る景色は一味違うように感じます。

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山を削って作物を作っている生活の様子

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牛たちが水を飲みにきている様子

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川の流れを使った自家製の水力発電

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網で魚を釣っている様子

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流れてきたゴミが枝に引っかかって、水位の目安になっています

学校の近くの岸に到着。

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ボートから荷物を運び出します。

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高学年の子どもたちが手伝ってくれました。
川岸から足場の悪い坂を登るのですが、さすがに皆なれています。

5~10分ほど歩いて小学校に到着。
自由読書の時間では、待っていました!とばかりに読書に夢中。

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文字が読めない小さな子どもたちには教員がフォローします。

そして読み聞かせ。教員やシャンティの職員が子どもたちを楽しませます。

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おはなし会が終わった後は、教員と一緒に、本の管理状況をチェック。

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この学校は教室の後ろに図書コーナーを設置していました。

その後、シャンティがいなくなった後も持続できるようにするための改善点を話し合い、終了です。

最後に・・・。

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「昨年まで別の村で教鞭をとっていました。家族を残して単身赴任しています。この村は自然の恵みはありますが、物資は限られています。ここの子どもたちは村の外の世界を知りません。なので、本は貴重です。そして、遠いこの村まで足を何度も運んでくれるシャンティの活動に感謝です。」

いつも陽気なケンチャン先生が、まじめな顔で最後に私に話してくれました。
私たちの活動の大きな意味を改めて教えてもらいました。

ラオス事務所 山室仁子