ラオス*大雨による被害続く
8月にヴィエンチャン首都内のメコン川が危険水位を超え、一時は首都全域で大洪水になるのでは!という恐れがありましたが、政府機関や村人総動員での必死な水防作業と、また、9月に入った頃から徐々にメコン川が水位を下げ始めたことにより、ヴィエンチャン首都全域の浸水は免れました。しかし、ヴィエンチャン首都の隣に位置するボリカムサイ県やヴィエンチャン県のメコン川沿いの郡、村の広域では未だに水が引かず被害が続いています。
水害は来年の食料の源となる水田にも及びました。
ラオス国内、常にどこの家庭の食卓にも並ぶ『カオニャオ(もち米)』の稲は数週間も水に浸かったままで腐り始め、ほぼ全滅してしまいました。土地全体が浸水してしまったことにより、井戸には泥水が流れ込み飲み水を得る手段を失ってしまいました。トイレも浸水してしまったことにより、蚊の大量発生によるマラリアやコレラ等の感染病の蔓延も予想されます。
また、貴重な現金収入源の手段となっている家畜の餌も浸水被害により失ってしまいました。
ラオス政府は首相自ら対策チームを組織し、今回の洪水被害者救援に乗り出しましたが、国自体の慢性的な予算不足により十分な救援活動が未だにできていません。シャンティラオス事務所では大きな被害が出ているボリカムサイ県ターパバーツ郡内の村を中心に救援活動を行なうことに致しました。村人と子どもたちのために、救援募金にご協力をお願いします。
■受付の郵便振替口座■
口座番号: 00150-9-61724
加入者名: 社団法人シャンティ国際ボランティア会
※通信欄に『ラオス洪水』とご記入下さい。
※郵便局から当会へのお振込みの手数料は免除となります。
※特定公益増進法人への寄附として、所得税及び法人税の優遇措置があります。
ラオス事務所 鈴木淳子