ロックダウン中のルアンパバーン
皆様 こんにちは。
ラオスでは4月1日から施行されていた外出禁止令、所謂ロックダウンが今週から部分的に解除されました。行政機関や民間企業、我々のような団体も事務所での勤務が許可されましたので、ラオス事務所の職員もローテーションを組んで出勤しています。
ラオスで最初にコロナウイルスの感染者が報告されたのは3月24日、ロックダウンの首相令が発表された3月29日時点での感染者は8名とまだ少なかったのですが、政府の対策は早く徹底していました。学校も最初の感染者が出る前に休校が発表され、航空便の欠航、陸路国境の閉鎖も早々と行われました。お陰様で、目下のところ感染者を19人に抑えており、ここ20日以上は新規感染者が出ていません。
ラオス事務所の拠点となるルアンパバーンは、この期間、国際・国内線航空便、長距離バスが運休し、他県への移動も特別な許可がないとできないなど陸の孤島状態でした。世界遺産であり普段は観光客であふれている街が、静まり返っっていた様子の写真を少し紹介します。
こちらはルアンパバーンの中心通りで、普段は観光客で賑わっていますが、レストラン、土産物店、旅行会社などはすべて閉店しています。
ナイトマーケットの入り口でもある町一番の交差点にも、ほとんど人影がありません。
メコン川沿いの通りも閑散としており、川を見ながら食事ができるレストランもすべて閉鎖です。
外部の人に入ってきて来て欲しくないせいか、入り口にロープが張られている道もありました。
一部のカフェ、ローカル食堂はテイクアウトのみの営業を行っていました。。
幸い、市場やスーパーマーケットは開いており、日用品の買い物のための外出は許可されていました。スーパーマーッケトの前では手の消毒と体温チェックを行います。一度に店内に入る人数が15人に制限されており、だいぶ待たされたこともあります。
今週からレストラン、カフェなどの営業が許可されましたが、観光客がいないせいか、まだ開いているお店は多くありません。ホテルやゲストハウスなどは、宿泊客が見込めないため10月まで再開せず、それまで従業員を一時解雇にしているところも少なからずあります。従って、観光に大きく依存するこの街にとって大きなダメージとなっています。一日も早くコロナウイルスが、日常の生活に戻れるように祈っています。
ラオス事務所 玉利清隆