移動図書館車がやってきた!
チョムリアップスオ。みなさまこんにちは。
カンボジアでは、1月から新学年度が始まりました。
通常、学年度は11月~翌年の8月までですが、コロナの影響で今年度は少し遅れてのスタートです。
さて、先日、学校での移動図書館活動を実施しました。今回の主な対象は、幼稚園クラスの子どもたち。
今までは移動図書館というと、野外にゴザを敷いて、みんなでくっつきながら一緒に読み聞かせや自由読書をしていましたが、学校でもソーシャルディスタンスを保つようにとガイドラインも考慮しなければなりません。
とは言っても、子どもたちはお友達同士くっついているのが大好き。
スペースを保ちながらも、お友達と話せるように椅子を置くなど工夫しました。
まずは、シャンティのおはなしおじさんのアイスブレイクからスタート。
丸の中にはなにがいるのかな~
今回は、衛生に関する絵本などをメインに選んで、読み聞かせをしました。先生にも一緒に行ってもらいます。
その後は、それぞれ先生に読みたい本を移動図書館車から取ってもらって、自由に読書。みんな絵本に夢中です。
また、新しい試みとして、昨年開設した電子図書館にも所蔵している電子絵本や、おはなし動画が観られるようにとタブレット端末も持参しました。
移動図書館と組み合わせて、読書推進活動に役立てていく予定です。
デジタル化が押し寄せる中、ICTを通じて実際の本に興味を持ったり、ICTの使い方を身に着けるきっかけとして、子どもたちもこのような電子機器に触れられるように、というねらいも込められています。
「おかあさん、みて、うさぎがいるよ」
カラフルな絵本と、まるで本物の本を読んでいるみたいにページがめくれるのが楽しかったみたいです。
子どもたちが本に夢中になる姿を久々に見ることができ、スタッフもとても嬉しい気持ちになったようです。
カンボジア事務所 石塚