難民キャンプとの第3四半期ミーティング
ハラゲー!(カレン語で「こんにちは」)ミャンマー国境支援事業事務所のウェンです。
新型コロナウイルスが難民キャンプ内だけでなく、キャンプ外でも広まったため、すべてのキャンプを訪問することができなくなり、もう何ヶ月も経ってしまいました。私たちはキャンプのスタッフとできるだけ頻繁に連絡を取ろうとしていますが、なかなか連絡が取れない状況が続いています。
今回の第3四半期ミーティングは9月15日から17日まで行われ、メラマルアン、ウンピアム、ヌポ、メラウの各キャンプと、それぞれ半日ほどのミーティングを行いました。メラマルアンからは図書館員6人、図書館ユースボランティア3人、図書館委員5人、ウンピアムからは図書館員4人、図書館ユースボランティア4人、図書館委員5人、ヌポからは図書館員2人、図書館ユースボランティア3人、図書館委員2人、教員14人とキャンプ教育部会事務所スタッフ1人、メラウからは図書館員4人、図書館ユースボランティア6人、図書館委員5人の計64名が参加しました。
(メラウキャンプとのミーティングの様子。写真撮影時のみマスクを外しています。)
閉鎖中の図書館の様子
新型コロナウイルスの影響でコミュニティ図書館が閉鎖されたため、図書館の活動状況に関する報告はあまりありませんでしたが、代わりにキャンプスタッフがキャンプの状況や図書館の建物の状況を報告したり、図書館の清潔で安全な環境について確認したりしました。
図書館は閉鎖されていますが、この間にも、図書館スタッフたちは週に2~3日図書館に通い、本をきれいにしたり、整理したり、図書館を飾るために紙の花を折ったりしているそうです。また、図書館ユースボランティアのメンバーも図書館に来て、これらの活動や庭仕事を手伝ったりしてくれているそうです。
また、図書館の修理についても話し合いました。これまでのところ、図書館委員会は図書館の状態、材料費、修理に必要な材料などを確認しており、来年の初めにはこれらの改修を開始できる見込みです。
(ヌポキャンプとのミーティングの様子。写真撮影時のみマスクを外しています。)
コロナ禍で利用者たちのためにできることとは
ミーティングの中でシャンティのスタッフは、キャンプスタッフ、図書館委員会、キャンプ委員会に問いを投げかけました。キャンプにおける新型コロナウイルスの状況は、読書活動を管理し促進することに困難をもたらしていますが、この状況下で図書館の利用者たちにアクセスするためには、どんな活動をどのように実施することができるかという問題です。キャンプ委員会は、ウンピアム、ヌポ、メラウ、メラマルアンの各キャンプの図書館を状況を見て再開し、各セクションでスピーカーを使ってアナウンスすることを確認しました。
(ウンピアムキャンプとのミーティングの様子。写真撮影時のみマスクを外しています。)
離れていてもつながりを大切に
ミーティングの最後には、キャンプの外と中の両方の状況を理解し、コロナ禍でキャンプスタッフとシャンティスタッフの間のつながりを保つことがいかに難しく、しかし重要であるかを確認することができました。一度今回のようにお互いに顔を合わせると、話すたびに笑顔になり、幸せな気持ちになりました。ミーティング後には、参加者と一緒に写真を撮りました。
このような難しい状況にありますが、私たちシャンティはこれからも継続して難民キャンプの皆さんとのつながりを大切にしながら、サポートを続けていきます!