「寒い中で足をあっためてお話ができるということがうれしい」足湯・サロン活動開始|令和6年能登半島地震
シャンティは輪島市門前地区で足湯・サロン活動を開始しました。
門前では、自衛隊がお風呂を立ち上げていますが、洋服を準備して、荷物を持って雪道を移動する必要があります。高齢の方にとっては、容易に入ることができない状況があります。
「自衛隊風呂に行ける人は自分で行けるけど、そこにすら行けない人もいる。だから、おしぼりを電子レンジでチーンして、それで体を拭いてあげているの」 と話す女性もいます。
そのような中で、シャンティは関係機関と連携して、長期化する避難所で、足湯・茶話会を開始しました。
「着替えが多くないので風呂には中々入りに行っていない」
「寒い中で足をあっためてお話ができるということがうれしい」
「知らない人ばかりの部屋で話し相手もいなかった。風呂に入れていない手をハンドクリームでマッサージしてくれうれしい」という声が参加者から聞かれました。
足湯・サロン活動で聞かれる声
「気持ちよかった」「周りの人の世話で、手を気にする暇もなかった。足湯につかりながら手をマッサージしてくれて、癒された」
門前では断水が続いています。今後継続的に実施するためには、資源を有効活用するために湧水を使用できないか、どこの避難所で行うのが良いのかなど、検討することは多々あります。
少しでも避難されている方がほっとできる時間が作れるように、これからも活動を続けてまいります。
足湯に使うお湯を準備する
ポリタンクにお湯を入れて、足湯の場所まで運び保管
足湯がおわったあとに、お茶を飲みながらお話を聞く時間
シャンティでは、引き続き避難所の運営、炊き出しの調整に加え、避難されている方が少しでも安心できるよう避難所での足湯、お買い物バスの運行支援などを行う予定です。
*被災地への物資支援、一般ボランティアの受け入れは行っておりません。
シャンティ国際ボランティア会は、輪島市からの支援要請を受け、輪島市 門前において避難所運営のメンバーとして活動しています。
早期の復興に向け、関係機関と緊密に連携を図りつつ、被災地と被災された方々への最大限の支援に取り組んで参る所存です。
※当事業は、「ジャパンプラットフォーム(JPF)」の助成金、皆さまのご支援を受けて実施しております。