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2024.01.18
緊急人道支援

「前の震災と違って家の片づけをする気にもならない」数回の被災を経験|令和6年能登半島地震

国内災害
震災

シャンティは輪島市門前地区の避難所運営メンバーとして活動を行っています。


炊き出し調整中の職員

食事を準備する職員


避難所の仮設トイレの掃除

避難所で聞かれる声

避難生活が18日目を迎え、避難されている方からは様ざまな声が聞かれるようになりました。
「ただ茫然と時間を過ごすだけ。時間が来たら食事をして、時間が来たら寝る。ただそれだけ。他に何かを考える気にもならない」(90代女性)
「もう80代で、前の震災と違って家の片づけをする気にもならない」(80代女性)
「門前で生まれて、門前で育って、門前で死ぬ。他のところに行くつもりはない」(80代女性)

避難所では、地域の方が一緒に避難されている姿を目にします。地域の方同士親しくしていたこともあり、一緒に過ごしている方が安心するという声も聞かれ、他の地域へ避難することをためらう方もいらっしゃいます。

避難所においては、物資は充実しつつありますが、心の面のサポートがより一層必要とされています。

シャンティでは、引き続き避難所の運営、炊き出しの調整に加え、避難されている方が少しでも安心できるよう避難所での足湯などを開始する予定です。
*被災地への物資支援、一般ボランティアの受け入れは行っておりません。


門前地区の物資倉庫の様子(自衛隊が管理しています)


パーテーションが届き、プライバシーが守られるようになってきました

 


シャンティ国際ボランティア会は、輪島市からの支援要請を受け、輪島市 門前において避難所運営のメンバーとして活動しています。
早期の復興に向け、関係機関と緊密に連携を図りつつ、被災地と被災された方々への最大限の支援に取り組んで参る所存です。

活動へのご協力を重ねてお願い申し上げます。