2022.06.23
国内での活動

防災減災推進事業を開始しました。

事業開始

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英、以下シャンティ)は、一般社団法人地域情報共創センター、東京災害ボランティアネットワーク等と連携し、2022年4月1日(金)より、日本国内の宗教施設を対象に3つの柱(防災減災を考える宗教施設の交流と研修・防災減災モデル宗教施設の能力強化・横断的な宗教施設の防災減災ネットワーク形成)を軸とした防災減災推進事業を開始しました。

 

■防災減災を推進する3つの柱

防災・減災は「備える」事を主な目的にしますが、私たちが目指す防災・減災は発災後を意識した平時からの繋がり作りです。備えながら繋がりが増えていくことを期待して3つの柱を立てました。

①防災減災を考える宗教施設の交流と研修

オンライン勉強会や意見交換会を通して、宗教施設の防災減災における好事例を学びながら参加者同士の交流を図っていきます。

②防災減災モデル宗教施設の能力強化

宗教施設の防災減災における好事例として紹介できる宗教施設や地域を増やすことを目的に今年度は4地域で能力強化を行います。

③横断的な宗教施設の防災減災ネットワーク形成

宗教や宗派の垣根を超え、宗教施設の防災減災を考えるネットワークの形成を行います。

本ネットワークでは各教団などで実施している宗教施設の防災減災を推進する活動や課題などの共有を行います。

 

 

災害時、宗教施設が果たすことができる役割は避難所としての役割だけではありません。過去の被災地では、宗教施設・団体が「共助」及び「自助」を促進するアクターとして、ボランティアや支援団体の拠点や被災した地域住民への物資配布拠点など、多様な役割を担うことがありました。平時においても、高台に位置する宗教施設であれば、水害に備えて地域住民の農機具や車両の一時避難場所として協定を結ぶことも考えられます。

地域の防災減災における宗教施設のあらゆる可能性を深堀しながら本事業を進めてまいります。

 

※本事業は、令和4年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業の助成を受けて実施しています。

本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 担当:地球市民事業課 渡邉珠人・中井康博
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2・3階
TEL:03-6457-4586 FAX:03-5360-1220