パキスタンからの帰還民支援事業が終了しました
皆さん、こんにちは。海外緊急人道支援課の瀧孝輔です。
8月に入り酷暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、2024年2月から実施しておりました、アフガニスタン東部ナンガハル県での帰還民支援事業が7月に終了いたしましたので、報告いたします。
事業の概要につきましては、以下の記事をご参照事業の概要につきましては、以下の記事をご参照ください。
【アフガニスタン緊急人道支援】パキスタンから帰還を強いられた人々への支援を開始しました| 活動内容 | 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)
本事業は、パキスタンから帰還してきたアフガニスタン人を対象に、3カ月分の食料と衛生用品を配布いたしました。計画策定時は、550世帯(子どもを含む約3,850人)を対象に物資配布を行うことを想定していました。
しかし、為替変動の影響によって、計画時より130世帯(約910人)多い、合計680世帯に食料・物資を配布することができました。
配布会場の様子
物資配布の後には、配布物資がどの程度役に立っているのか、モニタリングを実施しています。
地域コミュニティと密に連絡を取りながら、食料と物資の配布を行いました。そうしたこともあり、モニタリングを行ったすべての世帯から、食料と衛生用品はとても役に立っているという声をいただくことができました。
今回の事業地であるナンガハル県ソルクロッド地区は、アフガニスタンの中でも特に暑い地域です。そこで生活を強いられている帰還民はもちろんのこと、そこで活動をしているスタッフも暑さを前にとても大変だったと聞きました。今回の事業実施に際して、こうした過酷な環境の中でも頑張ってくれた現地スタッフには感謝しかありません。
アフガニスタンは、いまだに情勢が落ち着かず、多くの支援を必要としています。こうした状況の中で、何ができるのか、模索しながらこれからも事業に取り組んでまいります。
※本事業は、ジャパンプラットフォームの助成によって実施されました。
海外緊急人道支援課 瀧孝輔